蛇柱邸 ページ21
結闇side
岩柱邸から、蛇柱邸までは、とっても遠くて、着いたのは昼過ぎになってしまった。
『失礼しまーす!!結闇です!遅くなってしまってすいません!』
「待ってたぞ、結闇…」
『すいません。遠くて……』
「今日は非番だ。甘味処でもどうだ?」
『行きたいです!お腹すいてて…!』
「昼飯を食べて居ないのか…?」
『ええ…』
「そうか。行くぞ」
和に伝言を頼んでから、伊黒さんは、ずっと待っていたのだろうか…
だとしたら、本当に失礼だ…。
『ずっと待っててくださったのですか?』
「いや……」
強く否定しないって事はきっと、図星だろう。
『ホントにごめんなさい!』
「気にするな。俺が待ってただけだ」
……優しい人…。
そして、着いたのは定食屋…?
「2人だ。」
「まあ!また来てくださったのね!こちらにどうぞ」
「いつも、すまないな。」
「いいのよ。ごゆっくり」
「嗚呼。結闇…好きなものを食え。」
『あっ……ありがとうございます。
じゃあ、カツ丼定食で…伊黒さんは…?』
「俺はいい。
カツ丼定食一つ。」
「あいよ!」
『とっても美味しい……』
「そうか」
そう言って少し笑った伊黒さんは……
とても、爽やかでカッコよかった。
「いくらだ?」
『あ!食べたのは私なので、私が払います!!』
「大丈夫だ。俺が持つ」
『そう…ですか…?ありがとうございます!!』
「嗚呼( ´∀`)」
45人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結梅(プロフ) - 通りすがりの村人Aさん» ありがとうございます! (2020年11月24日 21時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの村人A - すごく素敵な話ですね!これからも読ませて頂きます★ (2020年11月24日 18時) (レス) id: 43feca9756 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - 結梅さん» 結梅は…もう…最高! (2020年5月20日 15時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
結梅(プロフ) - なな*さん» 謝らないで!!嬉しかったから!!面白い!?ありがとう!ななの作品も最高だよ!! (2020年5月20日 13時) (レス) id: 1228fc8387 (このIDを非表示/違反報告)
なな* - なんか、急な物語の感想なんだけど…やっぱり、結梅の物語めっちゃ面白いよね!!最高! (2020年5月20日 10時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:結梅 x他1人 | 作成日時:2020年5月18日 22時