恋の駆け引きは難しい (ページ1)

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応援団練習ページ1

応援団練習

アヤ『白石ー！早く行くよ！練習始まっちゃう！』

あー。今年も始まった。毎年恒例の応援団練習の朝練。眠いし、朝から声出ないし、行きたくない。

「すぐ行くー！！！！」

体育館につくと、各学年ごとみんな整列していて、前には応援団員が並んでいた。

『では！今から応援団員の自己紹介をしていきたいと思います！まずは、団長から...』

早く終わらないかな、、、団長、副団長、団員、、あとは、太鼓役の子だけか、

『今年、青団の太鼓をやらせてもらうことになりました、2年5組の佐藤龍我と申します。よろしくお願いします。』

その子が話し出すと周りがザワザワしだした。つまらなくて下を向いていて何にザワついてるのか分からなくて顔を上げてみると、そこには高身長のイケメンが立っている。

思わず、心の中で『かっこいい...』と不覚ながらに思ってしまった。