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エンドロールが終わり画面が暗くなる。


んー、と手を前に伸ばし伸びをして「すごく面白かったです」と隣の中島さんの方を向くと、
一体いつからこちらを見ていたのか目が合った。


「それは良かった。中村サンはエンドロールまでしっかり見る人なんだね」と言われる。

「えっと、そうですね。いつも最後まで見ます。
たまにエンドロールのあとに、ちょこっとおまけみたいなのが流れることあるじゃないですか。
ああいうのも見逃したくなくて」

「あーたしかにあるね」と笑いながら言う。


「俺の好きなタイプはエンドロール最後まで見る子なんだ」

なんて適当もいいとこな事を言ってくる。


「えー、そんなタイプあります?」
と思わず笑ってしまう。

「だから中村サン、また今度一緒に見ようよ」



軽い冗談の延長のようにタイプだと言われ、そして流れるように次の約束。



「はい」

私も素直に頷く。




中島さんは立ち上がり伸びをしている。

「お茶にしようか。中村サンが持ってきてくれたお菓子開けよう。コーヒー淹れてくる」

「ありがとうございます」



ずっと座っていたので私もその場に立ち上がる。

「中島さん」

「ん?」キッチンから返事をしてくれる。



「その飾り棚見てもいいですか?」

「いいよ、自由に見て」



私は棚近づき飾ってあるDVDを眺めた。


ボニータが足元をうろうろしている。

飾ってあるのは彼が出演した作品や事務所の先輩の作品だった。

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設定タグ:SexyZone , 中島健人 , 菊池風磨   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:にこ | 作成日時:2021年9月25日 22時

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