二十九話 ページ32
「おはようございます！」
うっし、今日一日頑張れば、明日は休みだっ！！
気合入れていくぞー！
「おー、おはよう白鞍。今日も頑張れよ！」
「はいっ！」
＿＿＿＿
働くこと数時間。
やっとお昼休みの時間が。
あ、そうだ。お昼だし、もしかして独歩さんもお昼休みだったりしないかな。
よし、ちょっとかけてみよ。
〜♪〜♪〜♪
『も、もしもし、Aくん？どうしたの？なにか用事？』
少しして、驚いた様子の独歩さんが電話に出た。
「いえ、用って訳じゃないんですけど。俺、今仕事の昼休憩中で、もしかしたら独歩さんもそうなんじゃないかなーって思って。もしそうだったらちょっとお話ししたいな、なんて。すみません、やっぱ迷惑ですよね。」
『い、いや迷惑だなんてそんな。それに俺も今昼休憩だよ。って言っても、十数分しかないし、まともに飯も食えないんだけどな。』
ため息まじりにそう言う独歩さん。
うわぁ超ブラックだ…。え、ちょっと待って、
「ってことは、今はめちゃくちゃ貴重な休み時間ってことですよね。すみません、やっぱりまた今度電話しますよ。独歩さんはゆっくり休憩を、」
『いや、構わないよ。』
独歩さんの休憩を邪魔してしまった、と慌てて俺が謝るのを独歩さんが遮った。
「…え？」
『特にすることも無いし、A君と話していた方がずっと有意義に時間に使えるよ。』
「で、でも、昼飯は…？」
『飯はいつも、外回りの時に適当に食べるんだ。少し遅めの昼飯になっちゃうけど、ここで急いで食べるよりマシだからね。』
そーなのか。
それから暫く、他愛も無い話で盛り上がっていた。
すると、
『観音坂君！観音坂君！』
電話の向こうで、独歩さんが呼ばれている。
『は、はい！今行きます！＿ごめんね、呼ばれちゃったからもう行かないと。』
「大丈夫ですよ、俺めっちゃ楽しかったです。独歩さんに電話してみて良かった。」
『そ、そんな、俺の方こそ楽しかったよ。本当、有難う。それじゃあ。』
＿＿＿＿＿＿＿＿
それから少しして俺の昼休みも終わり、再び働くこと数時間。
……やっと仕事が終わったー！！！
どーすっかな。そうだ、萬屋山田に行こうかな。
この前三郎君に、また行くねって言ったし。
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kabi89639329(プロフ) - ムニエルさん» そうですね！お話を全部読み返してみると他のディビジョンもちょいちょい漢字になっていたので、気づけた限りでですが直しておきました！ご指摘有難う御座いました。 (2020年11月11日 22時) (
レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル(プロフ) - 横浜じゃなくてヨコハマだと思いますよ〜漢字ではなく全てカタカナだったかと思います (2020年11月11日 21時) (レス) id: f8f9255459 (このIDを非表示/違反報告)
kabi89639329(プロフ) - レイさん» 本当ですね！！直しておきました。ご指摘して下さって、有難う御座いました！！ (2020年10月28日 17時) (レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんにちは！プロローグの発泡というところですが、発砲だと思います。 (2020年10月28日 11時) (レス) id: a6221f0838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙悟浄 | 作成日時：2020年8月9日 15時
