二十一話 ページ23
＿＿
「へー！一二三さん、ホストやってるんすか！」
一二三さんがワインを開けてから少し経った頃、Aはかなり酔いが回ってきていた。
「ホストって夜が基本すよね。まだ家に居て大丈夫なんすか？」
「おれっち今日は休みなんだよ！………てかさ独歩、なんかAの話し方変わってるくね？」
「あ、ああ。酔うと迷惑かけるってこういうことだったのかな。」
そう。Aは酔うと、不良だった頃の荒い性格に戻るのだ。そのことを知っているAは殆ど人と酒を飲まないようにしていた。
そんなこととは知らず、Aの変わりように驚く独歩と一二三。
「けどまぁ、こんくらい全然迷惑にはいんないっしょ！」
「そうだな。寂雷先生比べたら全然…。」
酔った寂雷を思い出し、独歩は苦笑いをした。
「今日は独歩さんも休みだったんすか？」
Aがそう尋ねると
「そーなんだよ！！」
一二三が勢い良く答えた。
「独歩が会社って、めちゃくちゃブラックでさ。休みなんてほっとんど貰えないんだよ。でもなんか今日は休み貰えたんだよな？」
「ああ。どういう風の吹き回しか分からないけどな。」
「だから今日は、超特別ですげー日なんだよ！」
「へー。だから独歩さん、あの日あんなに疲れて…。すげぇ顔色悪かったっすもんねー！はははっ！…え。ってことは、独歩さん、もしかして明日も仕事すか？」
「あ、ああ。そうだな。……はぁ、また明日から仕事漬けの毎日が戻ってくるのか…。」
「大変すねぇ。…ってうわ、もうこんな時間すか？」
Aがふと時計を見ると、時間は既にに20時頃になっていた。
「ほんとだ！全然気づかなかったなー！」
「じゃあ俺、そろそろ帰るわ！明日に差し支えてもなんだしな。」
そう言ってAは帰る支度を始めた。
「そうだな。ゴメンな、最後まで気を遣わせちゃって。」
申し訳なさそうな顔をする独歩。
「いいんすよ！飯もお酒もめっちゃ美味かったし、十分お礼してもらったっす！」
「そうか。なら良かった。」
「そーだ！なあA、連絡先交換しねぇ？せっかく知り合ったんだしさ、また会いてえじゃん！」
「はい！いいっすよ！」
「ほら、独歩もやっとけって！」
「あ、ああ。……でも、俺なんかと連絡先を交換したってなんにもならないだろ。一二三とだけで十分…、」
「ンなことないっすよー！俺、独歩さんの電話番号も欲しいっす！」
と、皆で連絡先を交換した。
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kabi89639329(プロフ) - ムニエルさん» そうですね！お話を全部読み返してみると他のディビジョンもちょいちょい漢字になっていたので、気づけた限りでですが直しておきました！ご指摘有難う御座いました。 (2020年11月11日 22時) (
レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル(プロフ) - 横浜じゃなくてヨコハマだと思いますよ〜漢字ではなく全てカタカナだったかと思います (2020年11月11日 21時) (レス) id: f8f9255459 (このIDを非表示/違反報告)
kabi89639329(プロフ) - レイさん» 本当ですね！！直しておきました。ご指摘して下さって、有難う御座いました！！ (2020年10月28日 17時) (レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんにちは！プロローグの発泡というところですが、発砲だと思います。 (2020年10月28日 11時) (レス) id: a6221f0838 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙悟浄 | 作成日時：2020年8月9日 15時
