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二十話 ページ22

「いえ。特にありません、けど…?」

なんだろ。

「だったらこれから僕達の家に来ないかい?夕飯をご馳走するよ。」

「それはいいな!一二三の飯は美味いんだ。この前のお礼も兼ねて、どうかな。も、もちろん、君が嫌なら別に無理しなくていいんだ。いや、俺と夕飯なんて嫌だよな…こんな辛気臭い野郎となんて…」

そう言って頭を抱える観音坂さん。

でも今は18時頃。夕飯には丁度いい時間だし俺としては大歓迎。

「そんなことありません!お二人さえよければ、俺は喜んでご馳走になります!」

「いいね、いいね!さぁ行こう!」

そう言って、歩き出した伊弉冉さんに着いていくことに。

_


案内されて着いたのは、よくあるふつうのマンションだった。

「さ、上がってくれ。」

「お邪魔します。」


_



「うっし、じゃあパパッと作っちまうからちょっと待っててくれ!」

家に入るとすぐ、弉冉さんは腕まくりをしながらそう言った。

「は、え?……はい。」

え、急にどうした。口調違いすぎない?

「あいつ、ジャケット脱ぐと性格変わるんだ。まあ、どっちのあいつでも一二三は一二三だから。あんま気にしないでやってくれないかな。」

俺が困惑しているのを察したのか、観音坂さんがおずおずと声をかけてくれた。

あんまよく分かんない。けど

「もちろんです。」

なんにせよ、いい人っぽいし構わない。

「そ、そうか。」

観音坂さんは、俺の返事に安心したようにそう言った。

「んー?何の話してんの?」

「なんでもない。」

「えー、なんだよー。」

この二人も仲が良いんだな。微笑ましい。







____


「んー!伊弉冉さん、これめちゃくちゃ美味いです!」

「そりゃ良かった!てか、伊弉冉さんってなんか堅苦しくね?気軽に、ひふみんって呼んでくれてもいーよー。」

ひふみんは…ちょっとな。

「じゃあ一二三さんで。あ、観音坂さんも名前で呼んでもいいですか?」

「え、ああ。構わないよ!」

「…あ、そうだ。たしかこの前、ちょっと良いワイン貰ったはずなんだよな。Aは酒飲める?」

ワインを探しながら、俺に尋ねる一二三さん。

「お酒は…好きですが、あまりに強くないので。酔っ払って迷惑かけるかもしれません…。」

「そんなん気にすんなっ!好きなんだったら飲みな!」

一二三さんはそう言って、見つけ出したワインを机に置いた。

「独歩も飲むだろ?」

「ああ。貰うよ。」

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kabi89639329(プロフ) - ムニエルさん» そうですね!お話を全部読み返してみると他のディビジョンもちょいちょい漢字になっていたので、気づけた限りでですが直しておきました!ご指摘有難う御座いました。 (2020年11月11日 22時) (レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
ムニエル(プロフ) - 横浜じゃなくてヨコハマだと思いますよ〜漢字ではなく全てカタカナだったかと思います (2020年11月11日 21時) (レス) id: f8f9255459 (このIDを非表示/違反報告)
kabi89639329(プロフ) - レイさん» 本当ですね!!直しておきました。ご指摘して下さって、有難う御座いました!! (2020年10月28日 17時) (レス) id: 4fbf6d1bb1 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - こんにちは!プロローグの発泡というところですが、発砲だと思います。 (2020年10月28日 11時) (レス) id: a6221f0838 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙悟浄 | 作成日時:2020年8月9日 15時

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