ファン? ページ6
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「......なるほど。それでキミはワタシの事を知っていた訳か」
「いきなり大声出してすみません。...なんでだか自分でもよく分からないんだけど、どうしても気になって。それで今日ここに来ていたんです。泣きすぎてそれどころじゃなくなりましたが...」
「フフン、Aくん......つまりキミはワタシのファンになったという事だね!」
「んん????」
「誉、おめでとう。いいなぁ、こんな可愛い子にファンになってもらえるなんて」
「よかったですね!」
「......すぅ......」
「特別にサインでも書いてあげようじゃないか♪ルンルン...」
「いやいやいや、えええええ!?!」
*****
「すみません、遅くまで引き止めちゃって...」
「いえ、こちらこそご迷惑をおかけしてすみません。次の公演も楽しみにしてます!それじゃあ...」
「あ、音無くん!」
「?」
「うちのカンパニー、いつでも劇団員募集してますので、よかったらまた来てください!」
「......はい!絶対行きます!」
こんなにワクワクしてドキドキした日は、何年ぶりだろう。
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作者名:プッチン | 作成日時:2017年5月8日 0時