★100 ページ5
.
.
私は、ゆっくりベッドに近寄り、
さっきまで先輩がいた場所に入り、
背を向けて寝転んだ。
.
少しして、パチンと電気が消えて、
後ろに先輩の気配を感じた。
.
廉「........Aちゃん....こっち向いて...？」
耳元で聞こえる先輩の声。
.
私は、ゆっくり先輩の方を向いた。
.
すると、先輩はすぐにぎゅっと
私を包み込んだ。
ドクンドクンと聞こえる先輩の
心臓の音。
その音は、一定のリズムを刻み、
先輩と体温。
匂い。
.
そのすべてが
私の心を落ち着かせた。
.
眠りに落ちる瞬間、
唇に熱を感じたのは、夢だったかな....？
.
.
『.......ん....』
外からかすかに感じる光。
目を開けると、目の前に先輩の顔。
.
『わっ、』
思わず出た声に急いで口を押さえた。
.
......きれいな顔.......
......この人が、私の彼氏......
本当に、本当に夢見たい.......
.
静かに手を伸ばし、先輩の頬を
優しく撫でる。
.
ん....と顔をしかめ、
ゆっくり目を開けた先輩。
私は、咄嗟に寝たふりをした。
.
廉「.....Aちゃん....？」
『.......』
すると、一瞬、頬に感じた熱。
私は、驚いて目を開けると、
ニヤッと笑う先輩が私を見ている。
.
廉「起きとったやろ？笑」
私は、こくんと頷く。
.
廉「.....なんかえぇなぁ.....起きたらAちゃんが横におるって....」
先輩は、優しく私の頭を撫でる。
『...///////』
.
廉「.......ホンマに、大好きやで....？」
『.....私も...です.../////』
.
私達は、お互いの気持ちを
確認するように、
幸せなリップ音を鳴らした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 747人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆいりちゃん(プロフ) - Mayuさん» 愛して下さり、ありがとうございます。とても嬉しく思います！ (2020年10月1日 20時) (
レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - このお話、本当に最高で、一気に最後まで読めました！この作品、本当に大好きになりました！！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆいりちゃん(プロフ) - しおりさん» ご指摘、ありがとうございました！ (2020年10月1日 9時) (レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - リンク押したらシーグラスの１話？に飛びましたよ。 (2020年10月1日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ゆいりちゃんさん» 次の作品も楽しみにしてます。笑 (2020年9月30日 21時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年9月25日 11時
