＊Episode01 ページ16
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今日は、私の卒業式。
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校庭に出ると、門のところに立つ、
私の大好きな人。
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『先輩っ！』
私が、駆け寄ると、体の後ろから
すごく大きな花束が出てきた。
廉「A。卒業おめでとう。」
『ありがとう。泣』
廉「泣くの早ない？笑」
『だ、だって....泣』
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そう。
卒業したということは、
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やっと.....
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やっと、先輩と、
籍を入れれるってこと。
この日を、ずっと待っていた。
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付き合ってすぐ、先輩は、
家に挨拶に来た。
見慣れないスーツを着こなし、
シュッとした先輩は、なんだか、
すごく遠くに行ってしまったような
そんな感覚がした。
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お父さんとお母さん、そして海人。
3人は、泣いて喜んでくれた。
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その数日後、なぜか家の机の上に
婚姻届が置いてあったのも、
すごく衝撃的だった。
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父「卒業式の日に出せるように、証人のところは、書いてあるから。」
『え？あ、ありがとう....』
父「........A.....本当によかったな.....」
『......うん。』
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その1週間後。
先輩のお父さんとお母さんに
初めてお会いした。
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父「廉をよろしくな？Aさん」
『はい////こちらこそ、よろしくお願いします。』
母「嬉しいわぁ。こんな可愛い、嫁さんが来てくれるなんて」
廉「母さん。まだ、1年あるからな？」
母「いいやん別に。あと1年後には、娘になるんやから」
父「そうやで？1年なんかすぐやからな？」
娘......
そう思ってくれたことが、
すごく嬉しかった。
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そんな日々を経て、
今日、私達は夫婦になります。
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廉「間違えない？」
『え？』
廉「結婚すんの、俺で間違えない？」
私は、先輩の頬にリップ音を鳴らし、
『先輩がいいのっ！』
そういうと、先輩は、わかった。と
呟き、立ち上がった。
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廉「『これ、よろしくお願いします。』」
ふたりで区役所の窓口に
婚姻届を提出した。
「.......はい。確認取れました。おめでとうございます。」
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この瞬間、私たちは、夫婦になった。
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ゆいりちゃん(プロフ) - Mayuさん» 愛して下さり、ありがとうございます。とても嬉しく思います！ (2020年10月1日 20時) (
レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
Mayu - このお話、本当に最高で、一気に最後まで読めました！この作品、本当に大好きになりました！！ (2020年10月1日 13時) (レス) id: 67fa9efd8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆいりちゃん(プロフ) - しおりさん» ご指摘、ありがとうございました！ (2020年10月1日 9時) (レス) id: 75fcb1c43d (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - リンク押したらシーグラスの１話？に飛びましたよ。 (2020年10月1日 0時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ゆいりちゃんさん» 次の作品も楽しみにしてます。笑 (2020年9月30日 21時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいりちゃん | 作成日時：2020年9月25日 11時
