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今ある正直な想い ページ28

私「私にだって、人並みの感情があるんだよ…。」



太輔「…。」



私「苦しいとか、哀しいとか、辛いとか…あるんだよ…。」



太輔「…。」



私「そういう想い…いっぱいした…。」



太輔「…。」



私「…。」



太輔「…。」



私「…だから…もう…。」



太輔「…。」



私「…。」



太輔「…。」



私「…したく…ない…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝えることがやっとなくらいで



まだ



心に迷いもあるけれど



自然に口から零れ出た僅かな言葉

 

 

 

 

これが



私の



今ある正直な想いなのだと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を静かに聞いていた太輔君が



私の元へ



少しだけ距離を近づけて



そして



また立ち止まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太輔「…俺、正直、自分のことしか考えてなかったと思う。」



私「…。」



太輔「すげぇ自分勝手だって反省したのにさ。」



私「…。」



太輔「…結局、今も何も変わってねぇのかもしれない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が口を噤んだ後



少しだけ情けない声が



この部屋を渡った

 

 

 

 

そして



その声が信実なる口調に変わり



ゆっくりと過去を辿り始めた

間違いのない決断→←「ごめん。」



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作者名:kaanaa | 作成日時:2014年11月30日 23時

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