目を瞑る時 ページ3
ずっと
ずっと
大きな光を目指してきた太輔君
個性や特徴を模索していた頃は
一度
見失ってしまえば
再び
探し出すことがやっとだった
思い通りにいかない日々が
太輔君を苦しめて
嫌なことも
悔しいことも
きっと
たくさん
たくさん経験したんだと思う
それでも
小さな光が僅かでも見えたら
それだけを信じて
努力して
悩んで
一生懸命だった
そんな太輔君が
とてもかっこよくて
すごく羨ましくて
ずっと傍で見ていたかった
だから
私は
太輔君を応援してきた15年間を
少しも後悔はしていないの
あの凍てつくような寒さの日
太輔君に出逢えた奇跡を
私は
今
心から感謝しているの
太輔君に与えてもらった
笑顔も
希望も
愛も
全部幸せな記憶だったって
そう感じているの
ずっと15年の間
いつか大きく輝いてほしい
そう願い続けていた祈りが実を結び
太輔君は大勢の人の光となった
でも
今
私にはその光が
とても眩しくて
すごく遠くて
もう追いかけることができない
だから
ゆっくりと
目を瞑ろうと思う
再び
目を開いたその時は
太輔君との記憶もなく
太輔君への想いもない
太輔君のいない世界で生きていく
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1675人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kaanaa
| 作成日時：2014年11月30日 23時
