そんな星の下に生まれたかった【13】

願い ページ20

私｢…あの。｣



山岸｢ん？｣



私｢…。｣



山岸｢何？｣



私｢…。｣



山岸｢…。｣



私｢太輔君は…。｣



山岸｢太輔？｣



私｢…うん。元気…ですか…？｣



山岸｢…。｣



私｢…。｣



山岸｢あー…。｣



私｢…。｣



山岸｢…。｣



私｢…。｣



山岸｢どうかな？｣



私｢…。｣



山岸｢俺も、最近連絡取ってないから。｣

　

　

　

　

　

　

　

　

　

誰でもいい



誰でもいいから



お願い…



誰か



太輔君の傍にいてあげて

　

　

　

　

優しく守って



そして



温かく支えてあげてほしい

　

　

　

　

あの日



クリスマスツリーに託した願い



叶うことのなかった苺のケーキの代わりに



この願いを叶えて下さい

　

　

　

　

もう一度



太輔君の幸せを願わせて下さい

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