確信犯 ページ9
私「え?どういうこと?」
太輔「...。」
私「記憶ない...よ?」
太輔「かもな...。」
何だかとっても言いつらそうな太輔
目を細めて太輔を見たら
堪忍したように
太輔「...寝込み...襲った。」
私「...え?」
太輔「ごめん...。」
私「...それっていつ?」
太輔「んーと...あ、あの日だ。Aが体調悪かった日。俺、泊まっただろ?」
大至急記憶の糸を手繰り寄せて
寄せて...寄せて...寄せまくって...
ん?
あの日って...
私が白雪姫になった日だ...
え?え?
あの時太輔にキスされてたってこと?
確かに太輔の香りが鼻をかすった気はしたけれど
唇に残った生々しさを忘れられなかったけれど
私「あの...それって...。」
太輔「でも俺、ちゃんと言ったぞ?」
私「何...を?」
太輔「...もう我慢できねぇからな。って。」
私「そんなの聞いてない。」
太輔「意識なさそうだったからな?」
私「確信犯じゃん...。」
太輔「ふふ。」
私「私、全然記憶に残ってない...。1回目だって、2回目だって...。」
ふてくされる私の腰に太輔の腕が回った
その手が私を引き寄せて
あたたかくて安心する太輔の胸の中
ずっと夢見ていたこの場所に
今、優しく包まれた
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作者名:kaanaa | 作成日時:2013年4月28日 22時