驚きの真実 ページ25
友里ちゃんと久々に再会した時
友里ちゃんには3年付き合っている彼氏がいたらしい
しかし
これがとんでもない彼氏だったらしく
私の家に来なかったあの日
友里ちゃんは泣きながら太輔の玄関の扉を叩いたらしい
怯える表情に
体のあちらこちらに散らばる無数の痣
話の様子から
どうやら彼氏からのDVを受けたと見受けられる友里ちゃんを
放っておくことができなかったらしい
なかなか寝付けない友里ちゃんの手を握って
ベッドの傍で見守ってあげていたらしい
きっと
この太輔の優しさと
与えられた安心感が
友里ちゃんの心を溶かしていったんだろう
DVを受けてきて2年
なかなか別れに踏みきれなかったその暴力彼氏との別れを決意したらしい
が
安心したのも束の間
今度は友里ちゃんの気持ちが自分へと向き始めてることに気付いた太輔
何せ硝子玉のような友里ちゃんの心を
無下にできるはずもなくて
深まっていく私との溝に気付きながらも
何せ私の気持ちが全く見えてこなかったと言い張る太輔
太輔も私同様
八方塞がりな状態だったらしい
エスカレートする友里ちゃんの好意
フェイドアウトしていく私との関係
そのはざまで苦しんだ太輔は
ある日意を決して友里ちゃんにこう伝えたらしい
「俺が誰に気があるか、わかってんだよな?」
この一言が友里ちゃんのプライドを傷つけ
太輔への執着
私への嫌がらせ
そして
最終手段に使ったのが
既成事実を作ってやろうという
追い込まれた友里ちゃんの安易な作戦だったらしい
1113人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kaanaa | 作成日時:2013年4月28日 22時