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もう少しだけ... ページ3

そのまま私を少しだけみつめると



「そうだな...。」って



少し寂しそうに言った太輔が



私の腰に回っていた腕を解いた

 

 

 

 

もう一度



今度は切なそうな表情で私を直視すると



「悪かったな...。」って



そう呟いた太輔が



ゆっくりと席に戻っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伝えたい言葉も



届けたい想いも



私には溢れるくらいたくさんあるの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10年分の私の恋



きっと



自分の言葉で太輔に伝えるから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し...



もう少しだけ...

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作者名:kaanaa | 作成日時:2013年4月28日 22時

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