愛の架け橋【3】 (ページ20)

今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:669,975 hit

焦る太輔ページ20

どうやらスイッチの入ってしまったらしい太輔

　

　

　

　

私の言葉になんか

聞く耳すら持ってくれないようで

　

　

　

　

太輔の熱い唇に

食べられてしまう私の耳

　

　

　

　

私｢...ﾝっ//｣

　

　

　

　

咄嗟に漏れてしまった甘い声

　

　

　

　

太輔の熱を帯びた舌が

私の脳を掻き乱していくけれど

　

　

　

　

　

　

　

　

　

私｢太輔っ//やめ...てっ...。｣

太輔｢...。｣

私｢やだっ...。まだダメっ...。｣

太輔｢...。｣

私｢こ、心の準備ができてないっ...。｣

　

　

　

　

下着の準備だけど(笑)

　

　

　

　

少しだけ張った声でそう言ったら

ゆっくりと私の耳から離れた太輔が

捨てられた子犬のような目で私を見ると

　

　

　

　

　

　

　

　

　

太輔｢...ごめん。｣

私｢...。｣

太輔｢何焦ってんだ...俺...。｣

私｢太輔...。｣

太輔｢ごめん...。怖かったよな？｣

私｢ううん...。そうじゃないの...。｣

太輔｢ごめん...。｣

私｢...。｣

太輔｢...そいつ...大事にしてくれた？｣

私｢え...？｣

太輔｢体目的じゃないよな...？｣

私｢多分...。｣

太輔｢...Aは？｣

私｢え？｣

太輔｢そいつのこと好きだったの？｣

　

　

　

　

　

　

　

　

　

え？

それ聞いちゃう？

　

　

　

　

答えろってか？

　

　

　

　

...そりゃ

好きじゃなきゃそんな行為はしないわけで

だからといって

太輔のことはずっと心にはあって

　

　

　

　

こればっかりは

若気の至りとしか言いようがない...

　

　

　

　

　

　

　

　

　

返答に困る私

黙ったまま下を俯いていると

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ゆっくりと包み込むように

私を抱き寄せた