今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:22,598 hit
小|中|大
41 ページ41
(A)
「ふう…」
部屋に入って鞄を置き、
ソファになだれ込む。
なに…最後のあれ。
『早く入りな?じゃないと心配。』
あんな優しい表情しながら言われたら…
きっと顔真っ赤だったろうな///
「…」
ちょっと落ち着いて考えてみる。
大人っぽくエスコートしてくれるとこ。
ちょっといじわるなとこ。
おいしそうにもぐもぐ食べるとこ。
まわりにいる人みんなが明るくなれるようなあの笑顔。
なんでだろ?
分かってるのに。
違うってわかってるのに。
どうしても似てるって思ってしまう自分がいて。
比べちゃってる自分がいて。
さっきまですごくたのしかったはずなのに…
今は気ゆるめちゃったら泣いちゃいそう。
状況的にははっきりしてるのに
自分の中では蹴りをつけれてない。
今も思い出になんてできてない。
もしかしたら…なんて思ってる。
だから前に進めてない。
あのころから何にも変われてない…
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kaaanaaa | 作成日時:2014年6月15日 14時