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◆ リ ク エ ス ト 11 - 1 ◆ ページ23

上沢 side



2年ぶりのAのいない93年会。言い出しっぺのAは骨折の為、不参加。Aがいない時にしか話せない話を存分に楽しもうと目論んでいる俺。まあ、主に慎吾を削るんだけどね。




8「ここだっけ?慎吾の家」


12「たぶんそう」




剛が慎吾の家のインターホンを押すと、ドアホンから開いてるから入ってええよー。と返答があったから、3人でお邪魔しまーす。とズカズカ入り込む。




15「A、骨折で来られないって」


G49「うん、知ってる」


12「情報早いな。卓さんと遥輝さん?」


G49「そうそう、一昨日一緒に飲んだ時に、鍵さんからのファイターズLINEを遥輝さんに見せてもらってん」




とりあえず座って飲もうや。とリビングのテーブルにいつもの位置に座る。あ、酒は買ってきたけど、つまみを買ってくるの忘れた。と思っていたら、みんなも同じ事を思ったらしく、あ。と声が漏れる。




8「いつも、パッとAが作ってくれるもんね」


12「1番最初にここで会った時の慎吾の嫁感、ヤバかったよね」


G49「あの時は、まだ消防やったもんなー」


8「何だっけ?ゴーヤチャンプルだったよな?」


15「ご飯も炊いてくれたしねー」




何やかんや、Aが冷凍しておいてくれた、惣菜があるから、それチンして食べようや。と台所に向かう慎吾。今の方が嫁感ヤバイ。




12「何があるのー?」


G49「ようわからん」


12「そんな事ある?」




剛が慎吾のいる台所に行って冷凍庫を見ると、え、めっちゃあるじゃん!上沢ー、こんちゃーん、読み上げるからどれが好きなやつ選んでー?と家主ではない剛が言う。




12「いなりあげー、キーマカレー、きんぴらごぼうー、キャロットラペー、エビとホタテのアヒージョ!?、ラタトゥイユー、キノコのマリネー」


G49「めっちゃある。てか、よく読めたな。あいつの汚ったない字」


12「普通じゃん」


8「俺、ラタトゥイユ」


15「俺、いなりあげー」


12「じゃあ俺、キノコのマリネー」




アヒージョ食べたいけど、どうやって食べるん?と悩んでる慎吾。聞いたら?と言うと、あ、そっか。と電話する。




『《なあにー?》』


G49「冷凍してあるアヒージョってどうやって食べるん?」


『《アルミのお皿に入れてあるやろ?それをそのままオーブンで10分温めたらオッケーやで》』


G49「了解」




.

◆ リ ク エ ス ト 11 - 2 ◆→←* 甘 口 カ レ ー *



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作者名:歌子(かこ) | 作者ホームページ:https://bit.ly/35Iex9O  
作成日時:2018年9月24日 20時

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