ホイホイその10 ページ10
『実は朝にこんなことがありまして＿』
私は朝のことを一通り鬼龍先輩に話した。
案の定先輩は苦虫を噛み潰したような
苦い顔をして私の話を聞いてくれた。
その後先輩に頭を撫でられて涙腺が緩んだことは言うまでもない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『＿___今日はすみませんでした。以後気をつけます。それでは失礼しました。』
何とか衣装の本縫いまで追いつき取り敢えずキリがいいから先に帰っていいと言われ、お言葉に甘えさせてもらって先に帰ることにした。
｢あ、いたいた。A〜。｣
下駄箱につくと気だるげな声と態度が特徴的な同じクラスの朔間凛月くんがいた。
『凛月くん、何でここに居るの？衣更くんは？』
｢まーくんは生徒会の仕事。
っていうかさ、俺とふたりきりの時に他の男の名前出さないでくれる？血、吸うよ？｣
珍しく目がマジだった為思わずたじろぐ。
そんな私を嘲笑するかのような顔を浮かべて
冗談だよ、と彼は言った。
｢もう、遅いし送ってってあげるよ。｣
一人で帰れるとは思ったけれど今日みたいなことがあっても困るし、と言うことで駅まで送ってもらうことにした。
靴を履き変えて彼の元へ。
何故か手を差し出されて握手するかのように軽く握ってみるとふはっと笑われ手を繋がれた。
｢あんた、迷子になりそうだから手、繋いどいてあげる。｣
とのこと。
失礼だな、とは思ったけど事実なので何も言い返せないし、駅は繁華街の中心にあってただ今帰宅ラッシュ。はぐれる可能性の方が高い為言われた通りに手を繋いで駅の改札まで送ってもらった。
……今度お礼とか考えておかないと。
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黒髪赤目の美青年は先程愛おしい少女を見送りブーッブーッと震える
電源を付け、ロック画面を開けばそこにはユニットメンバーとプロデューサーからの大量のメッセージが届いており、何で今日来なかったの？という趣旨の連絡が山のように入っていた。
｢(プロデュースより、部活動よりAのを優先するのは当たり前じゃん)｣
｢(そう言えば今日Aの首元に赤い何かがついてたけど。誰のだったんだろ。見つけ次第即刻排除しなきゃ。)｣
｢(Aはずーっとずーっと俺のもの。
最後までお人形のようにずっと愛でてあげる。)｣
｢(だから俺がアンタに堕ちたようにアンタも早く俺に堕ちて。)｣
彼の赤い瞳は爛々と光を放っていた。
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おバカさん - いつ新しい話が投稿されるんだろー（≧∇≦） (2017年10月28日 1時) (
レス) id: e5258e5310 (このIDを非表示/違反報告)
若緑(プロフ) - え？大将はヤンデレじゃない？んん？？ていうか凛月くーんww (2017年9月22日 5時) (レス) id: 7106644b4a (このIDを非表示/違反報告)
とうきび(プロフ) - ちょ、コメ欄！w違う意味で荒れとるwww……………ゆうたくん大好きだァァァァ！！！！！！！！！！！！！ (2017年9月10日 0時) (レス) id: 46476cb2c2 (このIDを非表示/違反報告)
ロン毛 - た、大将 (2017年8月16日 3時) (レス) id: 514a316007 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - とても面白くて、楽しく読ませていただいています♪続き楽しみにしてます☆ (2017年8月11日 14時) (レス) id: bbe143a00f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつ黒豆 | 作成日時：2017年8月1日 22時
