星たちの奇跡 ページ15
みんなが悲しみに暮れている時だった…
［ユーリよ…］
聞き覚えのある声が空から聞こえてきた。
「！？シリウスか…」
［今ならまだ間に合うかもしれん］
「どういう意味だ…」
［我々、星の力を使って、Aを救えるかもしれん…］
ユーリはAを強く抱き直した。
「どうすれば…いいんだ…？」
［簡単なことだ…そなたがAに口づけを
すればいい］
「なっ！？」
ユーリは呆然とした。自分がAにキス。
だか、自分とAはそんな関係では…
［さっ、どうする…］
「そんなの…決まってんだろ…」
「ユーリ…？」
カロルが心配そうに声をかける。
「悪い…みんな…
少し後ろ向いてくれねぇーか？」
「後ろ？どうしてです？」
「頼む…」
「わかったわ。さっ、みんな後ろ向きましょ」
「えっ？ジュディスちゃん？」
「いいから…」
みんなが後ろ向いたのを確認して、
Aに向き直るユーリ。
「シリウス…行くぞ…」
［うむ…］
(A…もう一度…お前の笑顔が見たい)
そして、ユーリはAに長い口づけをした。
すると、たくさんの星の光が降りてきて、
Aとユーリを包んだ。
「こ、これは…」
一方、エステルたちはユーリとAが
気になり、ユーリたちの方を見ていた。
「どうなってんねよ…」
「なんだか素敵ね」
そして、ユーリとAの方は…
［ユーリよ、もういいぞ…］
「…これは」
［我々星の力だ］
ユーリはただただ、空中に浮かんでいる光を
見つめていた。
『…うっ…あっ…』
「！？A！」
『うっ！あれ？ユ…ーリ…？』
「A…A！」
目を覚ましたAを俺は強く抱きしめた。
『ユーリ…くるしい…』
「うっせ…しばらくがまんしろ…」
すると、Aが強く抱き返してくるのが
わかった。
『ユーリ…ありがとう…大好き！』
「俺もだ…A…」
すると、光が消え、周りが見えるようになると俺はAを立たせてやった。
「ユーリー！」
「A！目が覚めたんですね！？」
「あぁー。星たちのおかげでなっ」
『ユーリ…どういうこと？』
状況を理解できないAが首を傾げて
聞いてきた。
「シリウスたちが協力して、お前を助けたんだよ…」
『そっか…シリウスたちに感謝しなきゃね…』
「あぁー。そうだな…」
俺とAはお互いに顔を見て微笑んだ。
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香織(プロフ) - 白兎さん» ご指摘ありがとうございます。間違っていた所直しました (2019年12月11日 19時) (
レス) id: feeb4f844f (このIDを非表示/違反報告)
白兎(プロフ) - 小さなことをすみません。フルートの話のところ、キャラたちの紹介のところ、「レイブン」ではなく「レイヴン」だと思われます。 (2019年12月3日 13時) (レス) id: 4b927784f3 (このIDを非表示/違反報告)
香織(プロフ) - かなとさん» フラグ外しました。 (2019年5月14日 11時) (レス) id: feeb4f844f (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年5月2日 17時) (レス) id: 18d6d807bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香織 | 作成日時：2019年4月30日 19時
