ブチ切れ不在着信 ページ9
『付き合えないの。
私、男性不信気味って言ったでしょ？
割と重い事情でね、
今までそれを理由に恋人にフラレてきたの。
だから、私からアイツに、
好きにならないでって、言っちゃった。
そのままで傍にいて、って。
めんどくさい女でしょー。あはは。』
蘭 「あー…、なるほどね。大体分かった。」
『でもね？
アイツ、そんな面倒なお願いを聞いてくれたの。
本当に嬉しかった。思わず泣いちゃったりしてさ。
まさかそれが、
逆に自分の首を絞めることになるとは
思ってなかったけどねー。』
2人は真剣に話を聞いてくれていて、
何だか急に恥ずかしくなり、
彼女だったら、迷わず殴り込んでやったけどね！
ところで今何時かな、
と、誤魔化すようにスマホを取り出し、電源を入れた。
ばか千夜の家を出た時に電源を落としていて、
ずっとそのままだったのだ。
すると、そこには。
『は？嘘、何これ。』
私の言葉に、スマホを覗き込む2人。
竜 「うわ、えぐ。」
蘭 「アイツ、マジじゃん…！ウケるー。」
不在着信84件。
どこまでスクロールしても、
��三途 春千夜��しか出てこない。
留守番メッセージが入っているわけでもないのに、
画面からアイツの怒号が聞こえてきそう。
竜 「アイツ今、血眼なんじゃね？
Aちゃん、家知られてるんだよね。
帰ったらヤバいよ、多分。」
蘭 「匿ってあげよっか？
俺らなら出来るよ？」
『匿う？』
蘭 「うん。俺らの家においで？
絶対見つけさせないよ。」
竜 「部屋も余ってるしな。
俺もAちゃんならいいよー？」
『2人で住んでるの？仲良しだねえー。
ありがと。
でも気持ちだけ受け取っておくよ。
別に、春千夜から逃げたいわけじゃないからさ。』
竜 「え。でも、今会うのはマジでヤバいよ？
今日だけでも来たら？」
『やだなぁ、竜ちゃん。
私よりずーっと、ばか千夜と付き合い長いんでしょ？
アイツがヤバくない時なんてあった？ふふっ。』
私の言葉に2人はポカンと目を丸くした。
あらま、さすが兄弟。そっくり。
そんな表情も美しいね、ほんっとに眼福×2。
『ごめん、じゃあもう遅いし、
私帰るね？
面倒な話聞いてくれてありがと！
すっごいすっきりした気がする。』
そう言って立ち上がると、
2人は私を呼び止め、
連絡先を交換しようと言ってくれた。
何か困ったことがあったら、
いつでも力になるから、と。
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きりん(プロフ) - ただのオタク☆さん» お待たせしておりますm(_ _)m時間未定ですが、明後日からスタート予定で準備中ですので、またどうぞご贔屓に……♡！ (2023年1月11日 21時) (
レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク☆(プロフ) - 家出もうすぐ完結かぁ！！！悲しいけどこっちの続編くるから楽しみやなぁ！！！！ってことで、待ってます！（？） (2023年1月11日 21時) (レス) @page46 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪さん» いやいや、遅いなんて事はありませんよ(^^)いつもコメントありがとうございます！頑張りますね！継澪さんもね(*´꒳`*) (2023年1月11日 12時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！反応っちゃ遅れちゃいましたね💦言おうと思っていたんですが、忘れてました💦これからもきりんさんの小説楽しみにしているので、引き続き頑張ってください！お体にもお気を付けて！ (2023年1月10日 20時) (レス) @page46 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 灰かぶりさん» コメントありがとうございます！また楽しんでいただけるよう頑張りますので、恋人編スタートまで少々お待ちくださいませ(^^)身体まで気遣って下さり、本当にありがとうございます！灰かぶりさんこそ、お気をつけてm(._.)m (2023年1月9日 3時) (レス) id: 11fead1de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん
| 作成日時：2022年12月22日 1時
