蘭ちゃんと待ち受けちゃん ページ4
そして、どんどん考えは悪い方向へ。
もしかして、いちゃいちゃを見せつけたのは、
私はもう用無しだから、消えろってこと……？
結局春千夜も、元彼と一緒で、
やっぱり私が面倒になった？
それなら、こんな手の込んだことしなくても、
一言、言ってくれたら……。
いや、言ってくれたとして、
私はアイツから離れられたかな。
無理、かも…。
彼女じゃないことが、自分でも驚くほど悔しい。
アイツが私から離れたいのかもという憶測だけで、
上手く息が出来ないほど苦しい。
そして、アイツから要らないと言われるのが、
堪らなく怖い。
今頃あの可愛い声の女の子を、
私を抱き締めたベッドで……。
あぁ、何で部屋に入っちゃったんだろう。
聞きたくなかったなぁ。
ねぇ、春千夜、やだよ……。
その子に、
あの蕩けるようなキスをして、
少し強引に抱き締めて、
私が許さなかったその先も、しちゃうの……？
その子が、好き、なの？
そう考えたら、涙と身体の震えが止まらなくて、
一人でいたくない、飲みに行って忘れよう、と、
春千夜のところに持って行ったバックを
そのまま掴んで部屋を飛び出した。
春千夜と会った、あのバーはダメだ。
万が一、会ったら嫌だし、
お喋りマスターに、また何か告げ口されるかも。
のろのろと、バーとは逆方向へ宛もなく向かう。
電車に乗り、家からどんどん離れ、
気付けば六本木まで来ていた。
ここに飲みに来たのは久しぶりだなぁ。
買い物はたまに来るけど。
入りやすそうなところないかなぁ……。
そう思ってふらふら歩いていたら、
後ろから声を掛けられた。
「オネーサンっ！
1人ー？俺と飲みに行こうよ！」
振り向かなくても分かる。
この軽いテンションは、典型的なナンパ男だ。
無視だ、無視！
春千夜に、
他の男に髪一本触らせんなって言われてるしね。
……あ。別にそれは、もういいのかも……。
「泣いてるのー？
よしよし、静かなとこで慰めてあげるね。
俺、こう見えて聞き上手だからさ！」
ナンパ男は、私の腕を強引に掴み、
引っ張り始めた。
『ちょっと、離して！泣いてなんかないから！
何であんな男のために…！』
「何々、フラれちゃったのー？
その男バカだねぇ。こんな美人をフるなんてさ。」
『そうなのよ、アイツはバカなのよ！
ばか千夜なの！！』
「ばかちよ……？
ちょっとよく分かんないけど、
ま、とにかく行こっかー！」
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きりん(プロフ) - ただのオタク☆さん» お待たせしておりますm(_ _)m時間未定ですが、明後日からスタート予定で準備中ですので、またどうぞご贔屓に……♡！ (2023年1月11日 21時) (
レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク☆(プロフ) - 家出もうすぐ完結かぁ！！！悲しいけどこっちの続編くるから楽しみやなぁ！！！！ってことで、待ってます！（？） (2023年1月11日 21時) (レス) @page46 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪さん» いやいや、遅いなんて事はありませんよ(^^)いつもコメントありがとうございます！頑張りますね！継澪さんもね(*´꒳`*) (2023年1月11日 12時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！反応っちゃ遅れちゃいましたね💦言おうと思っていたんですが、忘れてました💦これからもきりんさんの小説楽しみにしているので、引き続き頑張ってください！お体にもお気を付けて！ (2023年1月10日 20時) (レス) @page46 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 灰かぶりさん» コメントありがとうございます！また楽しんでいただけるよう頑張りますので、恋人編スタートまで少々お待ちくださいませ(^^)身体まで気遣って下さり、本当にありがとうございます！灰かぶりさんこそ、お気をつけてm(._.)m (2023年1月9日 3時) (レス) id: 11fead1de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん
| 作成日時：2022年12月22日 1時
