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あの日、例のハニトラ相手の女と、
ベッドでタノシク遊び、最中に情報を吐かせた。
挿れずに、ありったけ焦らすフリをして。
女が快感に耐えきれずに、情報を吐いた時点で、
俺のことが好きなら飲んでくださいね、と、
薬を口移しで飲ませた。
女が深く眠ったのを確認して、
自分はソファで寝ようとさっさと寝室から出た。
ホテルでも、これがいつもの流れ。
春千夜は、Aに会ってから、
ハニトラであっても
他の女を最後まで抱いてはいなかった。
寝室から出ると、
リビングのガラステーブルの上に
見覚えのない箱と、
その横にカードキーが置かれているのを発見。
それを見て、Aが来ていたことにすぐに気づき、
部屋中探し、さらにはエントランスまで走った。
来るのは明日だったはずなのに、
どういうことだ、と思いながら。
しかし彼女はもう近くにはいなかった。
会話は聞かれたのか、
聞かれたとすればどの会話か、
女の顔は見てしまったか、
最悪の場合、口封じが必要になってしまう。
万が一、他の奴らにこのことがバレれば、
消せ、と言われる可能性が高い。
そうなる前に、口止めしなければ。
最悪、俺が囲って……。
冷汗をかき、焦りながらも、
そんなことが一気に頭を駆け巡る。
染み付いた裏社会での性が、
最悪の想像を止めさせてくれなかった。
とにかく、部屋に戻り、
電話を掛ける前に水でも飲んで落ち着こうと、
冷蔵庫のドアを開ける。
すると。
春 「あ？何だァ？この鍋。」
取り出して蓋を開ければ、
作りかけのビーフシチューが入っていた。
間違いなくアイツが作ったものだ、と、
一瞬で理解したが、
何故明日ではなく、今日来て、作っていったのかは、
やっぱり理解できなかった。
その後、急いで彼女に電話を掛けた。
頼むから出てくれと願いながら、
何度も何度も。
しかし全く繋がらずに次第に苛立ちが募り始める。
結局いつまで経っても電話が繋がることはなかった。
電話の相手である彼女にも、
寝室に転がる好みでも何でもない女にも、
とにかく苛々が止まらない。
寝室から離れた部屋で
ワインのボトルを投げつけ、壁を殴る。
発散しきれずに、
ハニトラ中にも関わらず、ヤクにも手をつけた。
それでも、その鍋の中身も、
彼女が買ってきたであろうチーズケーキも、
捨てる気にはなれずに、
そのまま冷凍庫へ突っ込んだのだった。
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きりん(プロフ) - ただのオタク☆さん» お待たせしておりますm(_ _)m時間未定ですが、明後日からスタート予定で準備中ですので、またどうぞご贔屓に……♡！ (2023年1月11日 21時) (
レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
ただのオタク☆(プロフ) - 家出もうすぐ完結かぁ！！！悲しいけどこっちの続編くるから楽しみやなぁ！！！！ってことで、待ってます！（？） (2023年1月11日 21時) (レス) @page46 id: f4bc07de09 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪さん» いやいや、遅いなんて事はありませんよ(^^)いつもコメントありがとうございます！頑張りますね！継澪さんもね(*´꒳`*) (2023年1月11日 12時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！反応っちゃ遅れちゃいましたね💦言おうと思っていたんですが、忘れてました💦これからもきりんさんの小説楽しみにしているので、引き続き頑張ってください！お体にもお気を付けて！ (2023年1月10日 20時) (レス) @page46 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 灰かぶりさん» コメントありがとうございます！また楽しんでいただけるよう頑張りますので、恋人編スタートまで少々お待ちくださいませ(^^)身体まで気遣って下さり、本当にありがとうございます！灰かぶりさんこそ、お気をつけてm(._.)m (2023年1月9日 3時) (レス) id: 11fead1de9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん
| 作成日時：2022年12月22日 1時
