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口紅 ページ3

そして、何本か用意していたDVDから彼女に選ばせて、2人でのんびり映画鑑賞。




俺がシャレで用意した、随分ポップな喋るウサギだの何だのが出てくる映画が選ばれ、
正直言って全く興味なかったが、
キラキラした彼女の顔を見て、それだけで満足だった。




まるで普通の恋人みたいだな、と
映画そっちのけで彼女の髪を撫でれば、
すっごくおもしろいね、と微笑んで言われ。
その噛み合わなさに吹き出して笑ってから、
そうだな、と返し、
不思議そうな顔をしている彼女の頬に軽いキスをした。











夕方。
そろそろある場所に向かうため、着替えるようにAに声を掛ける。




ここに来てすぐに届いた、
俺からのプレゼントを持って洗面所に向かう彼女を見てから、
俺も寝室で自分の着替え。




九 「Aー?終わったか?」




『ごめん、もうちょっとー。』




九 「まだ余裕あっから、
急がなくていいぞー。」




『はーい。
んー…、っと、……ここ、を留めて…。


……お待たせ、ココくん。
すっごく可愛い…!本当にありがとう!』




洗面所から出て来たのは、
俺が選んだドレスに身を包んだA。
想像通り、いや、それ以上に似合っている。




昨日に比べれば露出は格段に少ないそれは、
着ている本人も安心しているらしく、
素直に喜んでいる。
デザインも好みだったようで気に入った様子だ。





九 「綺麗だな。似合ってるよ。」




『あのね、ドレスが見えた時、
昨日みたいに露出が多いのだと、恥ずかしいな…って思ったの…。
でも、これくらいなら、何とか…!
すごく気に入っちゃった。』




九 「あぁ、肌見えてんのは確かに唆るけど…、」




嬉しそうに笑っている彼女の耳元に顔を寄せる。





九 「……俺は隠されているのを、
脱がせる方が興奮すんだよな。」





囁いて、一気に熱くなった耳に軽く触れ、
そのまま首筋まで指を下ろしていく。
そこに手を回し、ネックレスをつけてやる。





顔を見れば、
先程までとは一転、恥じらうような表情。
上目遣いの潤んだ瞳と、緩く開いた唇は、
まるで彼女も俺を欲しているかのようで、
このままここに閉じ込めておきたくなる。





『……えっ、ち……。』





ネックレスに触れながら、そう言った彼女は、
小さく、ありがと、と呟いた。




九 「くくっ、ほんと可愛いな。
はー…、ベッドに連れて行きたくなる前に
さっさと出掛けるか。」

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きりん。(プロフ) - yumさん» この春千夜は、好きになっちゃいますよね。作者ですらそう思います。笑 嬉しいお言葉、ありがとうございます! (2022年12月7日 21時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
yum - いや、もう、マジで神です。春千夜、、、ヤバい、カッコよすぎる。きりん。さん天才すぎます。語彙力ゴミですみません💦 (2022年12月7日 19時) (レス) @page50 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??_低浮上_さん» 可愛いですね!ほっこりしました(^^) (2022年12月7日 19時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
紫月??_低浮上_(プロフ) - きりん。さん» ʕ•ﻌ•ʔฅ´- はい! (2022年12月7日 14時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??_低浮上_さん» 実は、私的にはさらに甘い展開を、この後ご用意しております!ぜひお楽しみに! (2022年12月7日 14時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月25日 19時

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