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竜胆も合流して、オフィスの制圧は一気に完了した。
しかし三途が戻って来ず。
相手はあの環。さすがに手こずっているのかと、
竜胆が様子を伺いに行くことに。
最上階、最奥。そこが環の部屋。
フロアに着いた瞬間から
耳に入ってくるのは、激しい物音と銃声。
防音仕様の特注の部屋は
扉が開け放たれ意味を成していなかった。
部屋に竜胆が辿り着くと。
春 「オイコラ、灰谷弟！
コイツは俺が仕留める！下がってろ！！！」
環 「あら、竜胆！
お久しぶりね、会いたかったわ。
蘭は元気？相変わらずいい男。私のモノにならない？」
環の余裕そうな喋りぶりは、
今、梵天のNo.2と銃撃戦を繰り広げているとは思えない。
本当にイカれた女だ。
竜 「環！今回の件、全部お前が仕組んだのか！！」
環 「あら、何のこと？」
春 「惚けンな！
テメーの間抜けな部下が白状したんだよ、
ベッドの上でお前に頼まれて
断れる男はいないってな！！」
環 「あの子、そんなことまで言ったの？
だからいつまで経っても愛人にすらなれないのよ。
使えそうだから、飼ってあげたのに、
とんだ野良犬だわ。
どうせ貴方達がここにいるって事は、
失敗したんでしょう？」
竜 「結局全部お前のせいかよ…！！」
環 「やだ、そんな怖い顔しないでよ。
いい男が台無し……でもないわね。
ねぇ、竜胆、やっぱり私のオトコにならな…、」
余裕綽綽の環が、
竜胆にほんの一瞬気を取られた時。
パンッ。
春 「いつまで余裕ぶってるつもりだ、このドブス。
次はねぇって忠告もした。
テメェはとっくに詰んでンだよ。」
三途が放った弾丸が、環の肩を撃ち抜いた。
さすがに顔を歪め、その場に崩れる環に竜胆が近付き、
細くて綺麗な手を踏み付けて、
手から離れた拳銃を蹴り飛ばす。
竜 「お前、まだ自分が誰に手を出したか、
どういう立場にあるか
何も分かっちゃいねぇのな。」
環 「貴方達こそ、私が誰か分かって…、」
春 「お前が誰だろうと関係ねェ。
よく聞け。首領からのお言葉だ。
お前はもう必要ねェ。」
さすがの環もマイキーのその反応は
予測しておらず、目を見開く。
次の瞬間、
重なる銃声。
春 「梵天の歯車に噛み合わねぇ奴はスクラップ。
これ以上お前の戯言に付き合ってられっか。」
竜 「せいぜいあの世で
愛人にすらなれない野良犬と仲良くな。」
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きりん。(プロフ) - yumさん» この春千夜は、好きになっちゃいますよね。作者ですらそう思います。笑 嬉しいお言葉、ありがとうございます！ (2022年12月7日 21時) (
レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
yum - いや、もう、マジで神です。春千夜、、、ヤバい、カッコよすぎる。きりん。さん天才すぎます。語彙力ゴミですみません💦 (2022年12月7日 19時) (レス) @page50 id: 078a32e2da (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??＿低浮上＿さん» 可愛いですね！ほっこりしました(^^) (2022年12月7日 19時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
紫月??＿低浮上＿(プロフ) - きりん。さん» ʕ•ﻌ•ʔฅ´- はい！ (2022年12月7日 14時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月??＿低浮上＿さん» 実は、私的にはさらに甘い展開を、この後ご用意しております！ぜひお楽しみに！ (2022年12月7日 14時) (レス) id: c098a97284 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん。
| 作成日時：2022年11月25日 19時
