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数分前。



九 「…なんか、遅くないか?」



春 「あの医者の話じゃ、とっくの昔に着いててもいい頃だとよ。」



九 「アイツ、まさか下まで送って帰ったんじゃ…。
ちっと考えりゃ、下の受付で止められることくらい分かんだろ…。」



竜 「…おい、ココー。なんかメッセージ。」



九 「…こんな時に……は?



…首領が…、迎えに行ったらしい…。
幹部会の会議室に迎えに来い、って…。」



蘭 「は?首領が?…何で。」



春 「ヒャハハハ!!
あの女、終わったなァー。」



竜 「何で…。俺行ってくる…!」



九 「ちょ…、ばか…待て…!
俺も行く、…竜胆!」




突然のマイキーからのメッセージに、
幹部達の頭の中に浮かぶのは、
最悪の事態。



予定では、ここで幹部と顔を合わせ、
彼女に事情を話してから、
マイキーに会わせるという手筈だった、が。



まさか、マイキーが直々に迎えに行ったなんて、と一同驚愕。



マイキーには容赦、慈悲というものが、まず、ない。
そんな男が彼女を連れて行った、ということは…。



顔を青ざめさせ、慌てた竜胆が飛び出して、それに九井が続いた。




しかし、会議室にいたのは、
ポカンとした顔の彼女。
横にはPCと紙の束、何か飲んだ後らしいカップ。…牛乳の、匂い?
特に部屋が荒れた様子も見られなかった。



一体、何があったのか。



2人はとにかくAを連れて会議室を出ると、
三途、蘭達が待つ、1つ下のフロアへ向かった。










蘭 「あ、Aちゃんー、
良かったよ、生きてたんだねー。」



鶴・望 「「………。」」



春 「あン?生きてた、だァー?
女ァー、よく命があったなァ!」



生きてただの、命がだの、
何だか物騒な話が飛び交っていたが、
私は訳が分からないままだし、
また知らない人がいるし…。



誰か説明してくれないかな…と思いながら、
手を振ってくれた蘭さんに、手を振り返した。



すると煙草を咥えた人が私に近づいて来た。




明 「俺は明石。此処にはたまにしか来ねェし、別に覚えても覚えなくても、どっちでも構わねェ。
あとはそこら辺の奴らから話聞きな。
じゃあな。」



望 「明石、話があるから、俺も出る。
…俺は望月だ。まぁ、頑張れや。」



『明石さんと、望月さん。
佐木Aです。
…あの、お、お気をつけて……?』




2人は、一瞬目を見開いてから、
明石さんはふっと笑い、
望月さんは私の頭を撫でて、部屋を出て行った。

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きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» がんばります!ではでは(^^) (2022年11月15日 17時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - 頑張ってください(ง •̀_•́)ง (2022年11月15日 17時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます!このコメント欄でのやり取りを繋がってるって言うのかな?疎くてすみません…(^_^;)今作も楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年11月15日 16時) (レス) id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
紫月_siduki??_(プロフ) - いや…すきで読んでるんで!!!キリンさんとは…本当に繋がりたいです((繋がってるのかな、? (2022年11月15日 16時) (レス) id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん。(プロフ) - 紫月_siduki??_さん» 紫月さん、こんにちは。ありがとうございます。お手隙な時にでも、気軽にお読み下さると嬉しいです! (2022年11月15日 16時) (レス) @page23 id: 8c61cff3a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:きりん。 | 作成日時:2022年11月5日 18時

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