あのね、春千夜…… ページ33
飲み始めると、春千夜の機嫌は幾分落ち着いたらしい。
蘭ちゃんにけしかけられて、
竜ちゃんと飲み比べを始めていた。
でもさっきまでの言い合いの時よりも、楽しそうだ。
『良かったぁ。
ずっと機嫌悪いままだったら、
さすがに大変だなって思ってた。』
九 「それはA、お前のお陰だよ。
普段ならこうはならねぇ。」
『私？』
鶴 「あぁ。
こんな所で俺達が揃って飲むなんて、
部下達にしてみりゃ考えらんねぇことだ。」
九 「まず三途は来ねぇ。
この騒ぎを許して、ここにいるのは、
お前と俺達の面通しを兼ねてるんだろう。
ホント、お前のことに関しては人が変わる。」
鶴 「よほど特別に想ってるんだろ。」
『そ、そう……、なのかなぁ……。』
2人の断言するような言い方に、
鼓動が早くなり、顔は一気に熱くなる。
チラッと春千夜を見ると、
すでに何杯も飲んだのだろう。
私とは別の理由で顔が少し赤くなってきていた。
にやにやと笑って見てくる2人に、
恥ずかしさを紛らわすように
はい、2人も飲んで！とお酌をしたが、
恥ずかしさも、照れ臭さも一向に消えてはくれなかった。
1時間後。
鶴蝶さんは途中で仕事の呼び出しがあり、
優しい顔で、またな、と言って帰ってしまった。
大量にあった料理のほとんどは、
食べきれないだろうと思ったが、
ココくんが綺麗さっぱり平らげてくれた。
その細い身体のどこに食べ物は消えているのだろう。
蘭ちゃんはへらっと笑いつつ、
高いシャンパンを飲み続けており、
春千夜と竜ちゃんはかなり出来上がっていたのか、
飲み比べの後に腕相撲、
腕相撲の後にはなぜか肩を組み、
好きなものの話をしていたが、全く噛み合っていなかった。
そしていつの間か蘭ちゃんは
ココくんと席を変わり、私の隣へ。
蘭 「ねぇねぇ、Aちゃん♡
アイツとの夜はどーなのー？
上手い？それとも下手ー？」
竜 「さすがにいちゃん、いい質問！
俺、すげー自分本位、に1票ー！」
九 「俺は、意外と早い、に1票。」
蘭 「ココちゃん、それいいねー。
けど俺は、隠れMに1票ー！」
春 「テメーら、揃いも揃って……！
んなわけねぇだろーが！！！」
『……蘭ちゃん、耳貸して？
内緒だよ？』
蘭 「お、Aちゃん、ノリいいねぇー。
うんうん！内緒ー♡」
春 「オイ、A！何も喋んな！！
コイツらに想像させてたまるか！」
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きりん(プロフ) - ちいさん» 作者もそう思いつつ、書いてます（ ; ; ） (2023年1月24日 6時) (
レス) @page49 id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く助けてあげて〜(>_<) (2023年1月24日 2時) (レス) @page48 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪_ほぼ無浮上_さん» 春千夜が彼氏だと、色々インパクト強すぎて、いない時、考えちゃうかなーと思い、あんな感じになりました（笑）可愛いって、言ってもらえて嬉しいです！！（ ; ; ） (2023年1月21日 21時) (レス) id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪_ほぼ無浮上_(プロフ) - ずっと春ちゃんのこと考えてる夢主ちゃん可愛い！早くあえるようになれー！ (2023年1月21日 18時) (レス) @page40 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ちいさん» そう言っていただけるなんて、本当に光栄です！！恋人編にはもう少しココくん出す予定なので、楽しみにしていて下さると嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ*) (2023年1月18日 4時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりん
| 作成日時：2023年1月13日 9時
