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蘭 「あのイカれNo.2のことで、
ココちゃんが無駄な嘘をつくとは思えないし、
とすると……、女でもできたー?
いや、でもなーんかしっくりこないなー……。」
蘭は片手でスマホを操作しながら、
話を続ける。
竜 「嘘?」
蘭 「うーん、そうだなぁー……、
とりあえず竜胆、
ヤク中の部下に会食終わった時間確認してみー?」
竜 「わかった。」
蘭 「この会食、ヤク中は代理だから、
ココちゃんはサポートのはず。
本当に会食が終わったのが今頃なら、
なーんで外に行ってたのかな?
何隠してんのー?」
九 「………はあー……。」
竜 「ヤク中の会食、1時間前に終わったってー。」
その時蘭はスマホを見てニヤリと笑った。
九井を、本日2度目の悪寒が襲う。
蘭 「りんどー、メシ食いに行くぞー?」
九・竜 「「は?」」
蘭 「場所はここ♡
蘭ちゃんの予想だと、Aちゃん付き♡」
竜 「Aちゃん?」
蘭はとびきりの笑顔でスマホの画面を2人に見せる。
それは、九井の車のナビの検索履歴の写真。
一番上には彼女を送ってきた一流ホテルの名前。
蘭は話をしながら、九井の車を探らせていたのだ。
しかし、部下が勝手に九井の車を探れるはずがない。
九井が、誰だ、と頭を回らせていると、
そこに蘭の協力者が現れた。
鶴 「よぉ。」
九 「は?!鶴蝶、お前何で。」
鶴 「この間の幹部会の後の
お前らの話が気になってな。
蘭に聞いたら、相当いい女らしいじゃねぇか。
三途が骨抜きにされるくらいの。」
九 「珍しいな。お前がこの手の話にノるなんて。」
鶴 「ココ、お前も気に入ってるんだろ?その女。
お前が三途を庇うはずがねぇ。
それほどいい女なら一度拝むのも悪くないからな。」
たしかに、九井がアジトに戻るのが遅くなったのは、
春千夜がホテルに来る直前まで、
Aに万が一のことがないよう、
実は遅い夕飯がてらホテルの別室にいたから。
九井が女にそこまでするのはかなり珍しい。
蘭 「上手くいけば、
アイツの密会現場抑えられっかもー?
やだー、蘭ちゃんゲロ甘なヤク中なんて
見たくなーい♡♡」
竜 「兄貴、車まわしたー。早く行こ。
ヤク中の奢りかー。俺、何食おっかなー。」
蘭と竜胆は、意気揚々と出掛け、
鶴蝶は部下に呼び出されて、結局仕事に戻ることに。
九井も大きな溜息をついて
執務室にようやく向かった。
かくれんぼの鬼到着まであと何分?→←蘭ちゃん竜ちゃんとかくれんぼ
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きりん(プロフ) - ちいさん» 作者もそう思いつつ、書いてます( ; ; ) (2023年1月24日 6時) (レス) @page49 id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
ちい(プロフ) - 早く助けてあげて〜(>_<) (2023年1月24日 2時) (レス) @page48 id: dc2461d50b (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - 継澪♪_ほぼ無浮上_さん» 春千夜が彼氏だと、色々インパクト強すぎて、いない時、考えちゃうかなーと思い、あんな感じになりました(笑)可愛いって、言ってもらえて嬉しいです!!( ; ; ) (2023年1月21日 21時) (レス) id: 50a8b891d8 (このIDを非表示/違反報告)
継澪♪_ほぼ無浮上_(プロフ) - ずっと春ちゃんのこと考えてる夢主ちゃん可愛い!早くあえるようになれー! (2023年1月21日 18時) (レス) @page40 id: 6f5f0e8f06 (このIDを非表示/違反報告)
きりん(プロフ) - ちいさん» そう言っていただけるなんて、本当に光栄です!!恋人編にはもう少しココくん出す予定なので、楽しみにしていて下さると嬉しいです(*゚▽゚*) (2023年1月18日 4時) (レス) id: ee22706dc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きりん | 作成日時:2023年1月13日 9時