Dr. Hikaru × Pt. Kota * ページ41
side:Kota
宏太「………、」
侑李「…どうしたの宏太ぁ、そんな難しい顔して。」
宏太「ん?…ふふ、笑 別に何も。」
「そう?」と首を傾げた知念は特にそれ以上詮索する事もなく、向こう側にいる涼介達の方に寄って行く。
…危ない危ない…俺そんなに顔に出てたか。
ぐっと中指で顳顬の部分を押さえるけど、ズキンズキンと不規則に続く頭痛は治まらない。
鎮痛剤飲んだんだけどなぁ…何時間前だっけ、そろそろ追加で飲んでも良いような…。
光「…ねぇ、いい加減病院行った方が良いと思うけど?」
宏太「っ、びっくりした…、」
背後から急に現れたかと思えば、半ば呆れたような表情で俺の座るソファの隣に腰掛ける光。
光「頭痛いんでしょ?それもここ数日ずーっと。俺知ってるよ、薮が何回も薬飲んでるの。」
宏太「…なんで、」
光「分かるよ、俺らに隠そうとしてるからコソコソ抜け出してたでしょ?…で、昨日机の上に薬のゴミ置きっぱなしだった。」
宏太「……。」
まさか自分のそんな抜けた所が仇になるとは思ってもみなくて、言い訳を探そうと頭を働かせる。
光「熱はあるの?他にどっか痛いとこは?」
宏太「まっ…近いって、大丈夫だから。」
そう質問攻めにしながら距離を縮めてくる光を手で押し返す。
光「全然そうは見えないけど。薮は自分の事になると色々疎かだからなぁ…。」
体温計を差し出されて渋々受け取る。
光「今日にでも行きなよ、ってか俺が診るから行こう?」
宏太「いや…別にいいよ、そこまで酷くないし。」
光「……じゃあ俺じゃなくて山田とかに頼んどく?」
宏太「な、…分かったよ、行くって…。」
こういう時の光は俺より一枚上手だ。
ずっと頭痛を我慢して仕事をしていたと知ったら山田がどんなに心配そうな顔をするかなんて目に見えている。
…のを分かっていての提案だろう、素直に頷く他無い。
光「診てみて何も無ければそれで良いじゃん、でもずっと痛いのは薮だって不安でしょ?」
宏太「…ん、まぁ…。」
自分でだって色々と思い当たるものは幾つかあるけど、やっぱり検査しない事にははっきりしない。
何だか上手く言いくるめられたような気もするけど、光にそう言われて素直に病院へ行く事にした。
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じゃんぷスノ - 変わっているところがありますが、元すみっこです!こちらこそ、パート1からありがとうございました!後、返信遅れてすみません(焦)また再開されましたら、私も読ませていただきます!本当に、ありがとうございました!そして、お疲れさまでした!お仕事も頑張って下さい!! (2021年5月9日 21時) (レス) id: a27e9c75f3 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - ゆいさん» ゆいさん!こちらこそ本当にパート1からずーっと応援ありがとうございました…(T . T)何度も元気を貰いましたし、お話を書くモチベーションでした。占ツクはお休みしますがこれまで通りTwitterにはいるので宜しくお願いします^ - ^ (2021年5月5日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - 楠木りずむさん» りずちゃん…!こちらこそ最後まで読んでくれてありがとう〜!( ; ω ; )Twitterではこれからも萌えを提供…できたら良いなと思ってるので頑張ります!笑 (2021年5月5日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ふ ゆ。(プロフ) - すみっこさん» ありがとうございます…!応援のコメント大変励みになりました、また機会がありましたら再開したいなと思っていますので、その際は宜しくお願いします…! (2021年5月5日 22時) (レス) id: 32b3248ec1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ふゆさん、パート1から本当にありがとうございました!占ツクの中でも1番好きなシリーズだったので最後のふゆさんの文章を読んで急に寂しくなって泣きそうになりました…笑今でも前のお話を読み返して楽しませていただいてます!ふゆさんもお体にお気をつけて^ - ^ (2021年5月5日 22時) (レス) id: 27b3970637 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふ ゆ 。 | 作成日時:2021年1月5日 20時