005 ページ7
-you side-
『えっと、ここ曲がって、少し行った青い屋根の家だよ』
お母さんとお父さんが居なくなってから帰ってなかった家
もう私の家ではない、思い出の家
う「ここであってる?」
『うん』
引き取ることは出来なかったけど何か手伝うことがあれば…と車を出してくれた親戚のおじさん
「じゃあここで待ってるから。渉くんとみくるちゃんで荷物まとめておいで。」
『ありがとうございます』
お母さんたちの手続きとか家のこととかはすべて引き受けてくれた
遺産は愛娘の貴方がもらいなさいと言われた
親戚と言ってもあまり接点は無い人たちだったけど凄く優しくしてくれた
う「ここ?みくるの部屋」
『うん。…本人にグッズ見られるの恥ずかしいんだけど』
う「時間の問題じゃね?笑」
『確かに…』
そう言いながら荷物をまとめはじめた
『あ、服は別のとこにあるから、そっちまとめて来るね!』
う「おう。わかった。」
ガチャ ドタドタ…
『うっ…お母さん…おとう、さん…ぐすっ』
忘れられないよ
どうして私をおいていったの
どうして?
私はどうすればいいの
引き取られて、絶対迷惑じゃない
もっとお父さんたちと一緒にいたかった
- - - - -
-urt side-
みくるの部屋の荷物を運び出して
休憩がてらみくるの様子を見に行った
う「なあ__」
俺がドアを開けようとしたとき
『うっ…お母さん…おとう、さん…ぐすっ』
みくるは泣いていた
そりゃそうだよな
いきなり両親を亡くして
推しとはいえ知らないやつに引き取られて
俺にはこの辛さは分からない
同情するしかできないんだ
どうすれば彼女は笑って過ごせるだろうか
考えることしか今の俺には出来なかった
460人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2022年4月27日 13時) (レス) @page25 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
ミユニイ - 遅くなりすみません。私もオタ垢なんで、ライブ行ったことないけど、語りたいです! (2021年4月11日 0時) (レス) id: d56391e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
宵崎れのん(プロフ) - ミユニイさん» ありがとうございます!何とか壊さずに完結できてほっとしてます…笑 ぜひぜひ!超掛け持ち人間で大丈夫でしたら語りましょー!普通のオタ垢でも大丈夫ですか? (2021年4月5日 22時) (レス) id: f9e0973605 (このIDを非表示/違反報告)
ミユニイ - 完結おめでとうございます!!世界観を壊しすぎず面白かったです!ぜひぜひ主さんとTwitterとかで語りたいです((( (2021年4月5日 21時) (レス) id: d56391e5c1 (このIDを非表示/違反報告)
宵崎れのん(プロフ) - 夜さん» ありがとうございます!他の作品も楽しんで頂けたら幸いです(o>ω<o) (2021年4月5日 19時) (レス) id: f9e0973605 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宵崎れのん | 作成日時:2020年12月12日 20時