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『…ん』
この3日間、
少し遠かった距離を埋めるように、
唇をつけたり、離したり。
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舌を絡めるたび、
身体に力が入る彼女が可愛くて。
全然、はじめてじゃないくせに。
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「…ちょっと。タンマ。」
耐えられなくなったのは、俺の方。
無理だ、これ以上は。
彼女も理解はしたようで、
ずっと握ってた袖を、ようやく手放した。
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『よかった』
「何が、」
『理性があって』
袖から離した手を、
そのまま俺の身体に這わせる彼女。
窮屈そうに、
それでも大人しく、
服におさまっているそこに手をのせて
『合宿終わったら、ね』
と、
悪戯に微笑んだ。
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kaho(プロフ) - 星蝶夜さん» 素敵なご感想をいただけて、とても嬉しいです!読んでくださって、ありがとうございます(*´ `*) (2021年3月29日 12時) (レス) id: cde1bfd013 (このIDを非表示/違反報告)
星蝶夜(プロフ) - すごい面白かったです!短かったから読みやすいし…素敵な作品を作っていただいてありがとうございます! (2021年3月27日 21時) (レス) id: 668b169162 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kaho | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/kAhO5/
作成日時:2021年3月16日 21時