34 いくら馬鹿でも気まずくなる ページ35
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______強くて戦闘狂でイケメンで給料のいい
王子様に向かえに来てもらうもんね〜
阿「いるじゃねーか、真ん前に…………団長だよ」
え?
理想の王子様像を言っただけなのに、何この展開
ナニコレまだ35話なのに、この青春ムード
なんてこと言うんだ阿伏兎
空気読めよ
そこは、いるわけねェだろっ!!てツッコンで終わりでしょ
違うところにツッコンでんじゃねーよ!!
貴「………は、はあ??何?神威が王子様?……んなわけ……」
いや、確かに強いし、戦闘狂だし
……まあまあ顔もイケてるし?
管理職で団長だから、阿伏兎よりかは給料いいけどさ………
………………!!!!!!!!
条件全部当てはまっとるゥゥゥゥゥ!!!!
貴「……あははは……確かに…ね…いや、今の結構冗談だから
あれもしかして、本気にした?……じょ、冗談に決まってんじゃん〜
あ〜、アレだ仕事しようか!うん!!……そうしよ〜」
アアアアアアアア!!
もうイヤだ抜け出したい!!
この部屋から出たい!!
神「……A、書類逆さま」
貴「………」
……………死にたい……………
神「……A、オレのことスキなの?」
貴「はあああああ?!ななななな、何言ってんの?
あ、アレか、ちょっと条件に当てはまったからヌカ喜びかっ
残念でした〜、別に神威のこと好きでもなんでもありませーん」
神「何その顔、凄い腹立つんだけど」
だんだん、気まずくなってきた
妙に団員達もシーンってなっちゃって…
耐えられないこの空気!!
貴「くっそう!!もう寝る!!昼寝してくる!!」
阿「お、おいっ!仕事は?!」
貴「阿伏兎よろしくっ!!」
阿「俺かよっ!!」
貴「誰も来ないでよ私の部屋!!」
思いっきり事務室のドアを開ける
もちろん自分のクッキーはちゃんと持ってる
神威に食べられないようにね!!
廊下に出ればダッシュで自室へ向かう
なんだよ…コレ………
……………少女漫画か!!
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作者名：羽夜 | 作成日時：2016年12月8日 15時
