29 二人 ページ30
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神・華「あ…」
おはようございます……
今私は自室の自室の(ここ重要)自分の!ベッドにいます……そのはずなのに
この目の前にマジックを持った青年とカメラを持った美少女が居るのは何故?
神「おはよ、A。やっと起きた?まあもう少し寝ててもよかったけど」
華「おはようございます！Aさん!!相変わらず可愛いですね」
貴「てめぇら、なんでいんだああああ?!?!」
朝起きたら目の前になんで神威がいるんだよ!?
しかも華南さんまで!!
貴「神威はまだ分かるけどって…分かんないけどさ!!
なんで華南さんまでいるんですか?!」
華「……寝顔が見たくて、つい…」
貴「頭大丈夫ですかっ?!」
ダメだこの人……思った以上にヤバイ人だ…
神「Aも人のこと言えないけどね」
貴「それは知ってる」←
貴「ていうか！出てってくださいよ! 今から着替えるので!」
そう言って部屋から二人を追い出そうと
ドア付近まで二人の首根っこを持って引っ張っていく
神「オレが着替えさせようか?」
貴「結構です!!」
華「じゃあ、私が!!」
貴「いや、ほんと大丈夫なので、同期で仲良く出勤しといて下さい」
神「ちぇ」
ちぇ、じゃねェーよ!!
神威何するつもりだテメーは
華南さんダメだから!
そんなウルウル上目遣いやってもダメだから!!
ていうか私より華南さんの方が身長大っきいしっ
可愛いけどメっ
貴「そんな顔してもダメですっ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
あれからなんとか神威&華南さんを追い出して身支度を済ませた後
事務室に行ってみれば
貴「……いないじゃん、あの二人」
代わりに居るのは阿伏兎と団員達
貴「阿伏兎、あの二人は?」
阿「さあな。でも、あの二人がいねーほうが仕事がはかどって助かるがな」
貴「そりゃあよかったね〜
コッチは朝から大変だってのにィ」
自分のデスクの椅子に座る
ため息を零せば、お前さんも随分気に入られたな、だなんて阿伏兎は他人事のように
何気ない顔で言う
目線は書類に向かったままだ
貴「ねえ、阿伏兎は神威と一緒に居たんでしょ、ずっと昔から」
阿「ああ、団長がちっこい時からな」
貴「ふーん、じゃ、同期の華南さんのことも知ってるの?」
阿「ちょっとだけな。今じゃちっとも会うことがねーから
まさか、あんなヤツになってるとは…知らなかった。
団長達はちょくちょく会ってたみてーだけどよ」
そうなのか
貴「じゃ、ちょっと教えてくれる?」
30 神威団長→←28 春雨は変わり者の集まり(回想から始まります)
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作者名：羽夜 | 作成日時：2016年12月8日 15時
