今でも私の中にちゃんとある ページ33
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船に乗り込み、用意された部屋に入る。
荷物を置き、事前に言われていた上下長袖のスーツを着て部屋を出る。もちろん銃も忘れずに持っていく。
向かう先は崇くんの部屋
さっき言われた通り話を聞きに来た。
ッコンコン
ッガチャ
軽くノックをするとドアが開き入るように言われる。そのまま入り迷うこと無くソファーに座った。
それを崇くんは確認し、説明を始めた。
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崇裕「さっき淳太が言ってた話なんやけど
新造王型客船であるこの船は、
招待客と関係者のみの航海で
今回がお披露目会も兼ねて初航海になるらしい。
日程は4日間。
その間、俺らは招待客に紛れ込んで
今回の依頼人を警護をするのが仕事……らしい」
『……警護?久しぶりだね』
崇裕「そうやな。んー、2年ぶりぐらいやな。
んで、続きなんやけど
その依頼人なんやけどかなりの資産家で
この客船の金にも関わっとるらしく
政界、芸能人とかにも顔が効く半面
……あちこちで恨みをかっとるらしい。」
『また癖の強そうな人だよね。
んで、ウチが警護するメリットは?
そんな人逆にうちのターゲットになりそうだけど』
崇裕「それは、その人が……
淳太のお父さんやから」
『淳太の家族……』
淳太の家族について私はよく知っている。
それは、生涯忘れることのない記憶で今も私の中にちゃんとある。中でもはっきり覚えている部分がある。
'' 俺が1番殺したいのは親と言う魔物 ''
あの時を思い出すと昔あった色んなことを思い出すようで心地が悪い。今回淳太は、何故警護をするなどと言ったのだろうか。疑問は浮かび上がるばかり。
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崇裕「とりあえず、俺らは俺らの仕事をしよ!
淳太の事だしなんか考えがあるんかもしれんし」
『そうだね。……4日間頑張ろ』
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大毅「あ、Aみっけー」
智洋「ターゲット発見!」
大毅「怒るかな?びっくりするかな?」
智洋「銃は使いたくないなぁ、
音で人集まったら嫌やし……てか、大毅なんて?」
大毅「いや、な〜んも」
智洋「ふ〜ん、ほら乗るで」
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さやちゃき(プロフ) - #TODAYさん» コメントありがとうございます!頑張ります(^^) (2021年9月18日 14時) (レス) id: b8693afb9a (このIDを非表示/違反報告)
#TODAY(プロフ) - 内容から書き方まで全て大好きです…!毎回の更新を心から楽しみにしております。これからも頑張ってください!! (2021年8月8日 12時) (レス) id: 3e33249399 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやちゃき | 作成日時:2021年8月2日 11時