メイドの仕事を馬鹿にしてはいけません Part 1【WT】【白尾】 (ページ10)

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9話ページ10

🍤

しゃけねこ。side

ｺﾂ､ｺﾂ､ｺﾂ

暗い廊下に自身の足音が響く

此処にきたものの誰もが思うだろう、広すぎる。

実際に昔は大人数で住んでいた屋敷だからそれもそうだろう。

それにしても、

(Nakamu様は一体何を考えているのか…)

昔から今まで、1人たりともメイドがきたことがなかっt…

いや違う、前にいた、"1人だけ"。

それからだ、本当に入れなくなったのは…

…と言っても、一年前の話だが。

しゃけ「はぁ…」

女が居るとなるとこっちもこっちで気が重い、なんせ、考えていることがよくわからない。

まぁ正直に言うと、"めんどくさい"。

(本当に、Nakamu様もよく分からないな、ただ助けてもらったお礼だけに女をメイドにするか?まぁ…Nakamu様もNakamu様で考えがあるのだろう…)

そう考えているうちにあの方の部屋に着いた

ｺﾝｺﾝｺﾝ

??「…誰？」

しゃけ「しゃけねこで御座います」

??「あ、そっか…どうぞ」

ｶﾞﾁｬｯ

しゃけ「失礼します…それで…"きんとき"様…話とは…?」

kn「あぁ…あの子の話なんだけど…」

しゃけ「あの子…?あぁ、Aさんのことですか?」

kn「ん、そう、その子なんだけど…今のところどんな感じ…とか分かる…?」

どんな感じ…

普通のきんとき様だったら言わない言葉だ…

何か探っていることでもあるのだろうか…

しゃけ「今のところではあまり分かりませんが…あぁでも…礼儀正しい、というのはありますね」

kn「そっか…でも本当、Nakamu、何考えてんだろ…」

しゃけ「さぁ…」

きんとき様も同じ事を思っている…

まぁそりゃそうだろう…"あんな事"があったって言うのに…

あ、そういえば…

しゃけ「きんとき様、来週あたり隣の国の王様に会ってくるとおっしゃってましたけど、もう連絡は取れたんですか?」

kn「ん?あぁ、昨日連絡をしたら良いと仰ってたから…」

しゃけ「そうですか…」

kn「あ、しゃけねこ君にも着いてきてもらうからね」

しゃけ「…承知いたしました」

…専属になったら、こう言うこともあるから、いろんな人と交流してる気がするんだよなぁ…

kn「じゃあ戻って良いよ、ごめんね、夜に呼び出しちゃって」

しゃけ「いえ、大丈夫ですそれじゃあ失礼いたします」

kn「うん、じゃあね…あ、あの子についての情報があったら言ってね」

しゃけ「…承知致しました」

____
次も僕