#7 出会 ページ8
一晩書き続け、短編をひとつ、掌編をふたつ書き上げた。私自身もなかなか天才なんじゃないかという自信に満ち溢れていた。でも小説を書くのは初めてだから語彙も少なく、人に見せるのは抵抗がある。だから大切に自分の鞄に入れておいた。
今日は学校は休みで、環はアイドルのオーディションに行くことになっている。
私はといえば、特に予定もなく、空想に明け暮れる予定だ。学校に友達はいるっちゃいるけど、女子特有の軽い悪口が嫌いで少し距離をおいている。陰湿な感じはなんとなく嫌いだ。今日は外をお散歩しながら、環の帰りを待とうと思う。
「大丈夫？ちゃんとオーディションでは敬語使うんだよ」
「うん、分かった。いってきまーす」
私の心配をよそに何も考えず頷く彼に少し呆れる。本当に受かるのだろうか。そう考えているうちに彼は身なりも整えずに外に走っていった。
「あっ、ちょっと！」
せめて寝癖でぼさぼさの髪は整えないといけないんじゃないか。
私はため息をついて、施設の中に入った。
そして散歩の用意をする。なかなか可愛い服がないので、制服で街を歩くことにした。ぴったりの無地服のよりは制服のほうが可愛い。先生に出かけることを伝えて外に出た。
街に出て可愛い服がディスプレイされているウインドウを見ながら進む。自分のお小遣い事情は、あまり潤っているとはいえない状況だ。ぐっとこらえて歩く。
すると男の人と肩がぶつかってしまった。服に気をとられていたからだろう。
「ごめんなさいっ」
謝ってぶつかった人を見ると帽子とサングラスとマスクをした怪しい人だった。
「・・・・すみません」
でもその声はどこかで聞いたような声だった。
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なつめみく - ええええ？！神！！すげーはまった！！なんか、たまきってめっちゃ可愛い！！今まで三月推しだったから盲目すぎて三月にばっか結婚しようとかいっちゃってたけどたまきも推しになりそー！！！がち可愛い！！！ (9月28日 16時) (
レス) @page26 id: ba14ff85c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2018年7月13日 22時
