君と私の幸せの形を花で示そうか【五条悟】 (ページ2)

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花言葉-1- ページ2

私は衣瑠漣綾(いるれんや)

衣瑠家という、呪術界ではそこそこ上の地位の家に産まれた

私には前世の記憶がある、所謂転生者というものだ

転生者と言っても前世は普通に死んだ、死因は心不全

決してトラックに跳ねられたりなどしていない

なので幼少期から中身は２０代という結果だったので普通の子供より私はおとなしい子供だった

自分の運命を悟ったのは5歳の時

日本座敷で豪邸なので広いうちの家の庭を走りまわっている時

なんとなく草の茂みを見ると凄く気持ち悪い見た目をしている小動物くらいの大きさの生き物がいた

キショすぎて一瞬心臓が止まるかと思った

そしてその生き物は私に近付いてきた

私は逃げたがすぐにあっさり捕まってしまった。

『誰かー、助けて！！！』

助けを呼んだ…だが…一向に人が来る気配がない

そこで私はとあることに気付いた

そういえば使用人達は今日、全員休暇貰っているんだったっけ

お父様の馬鹿！なんでこんなに重要な時に使用人さんが誰一人としていないんだ！

と思っているとその生き物は私に噛みついてこようとしてきた

やられる！…こんな、こんなやつなんて

(消えてしまえ)

そう思って目を瞑った時

突如としてそいつの気配がなくなった

その後、私は帰ってきたお婆様にことのあらすじを全て話した

お婆様は驚いて「怖かったね、大丈夫よ」と私に抱きついた

私はなにがなんだか分からなかったが

気が付くと涙を流して大泣きしていた

そうか、私は怖かったんだ

訳分からなく化け物に襲われて

【クロユリ】