三十七話 ページ37
…も、もぉっ…径ってば!!
あんなとこで…あんなコト…←笑
…しかも途中でヤメちゃうなんて…←えっ!?ヤメない方が…良かったんですか…(笑)
『…なるべく早く、帰りますから…』
そう言って…意味ありげに微笑みながら、艶っぽい瞳を輝かせる径を思い出して…一人顔を赤くするあたし…笑
…あの後、会社に戻る径を見送り…あたしときいは家に帰ってきた…
径の帰りを待ちわびながら…あたしは夕飯の支度を始める…
『…好きなんですから…ヤキモチを妬くのは…仕方ないでしょう…』
さっき、径が言ってくれた言葉が、頭を掠める…
…径には…なんでもお見通し…なんだなぁ…
それなのに、あたしってば…バカみたい…笑
…あんなにあたしを思ってくれる…径だけを信じていれば…余計なことは、考えなくて…いい…
…だけど…本当に、西園寺さんってば…どーゆーつもりなんだろ…
…あたしと径の大切な思い出…
鍵を無くしたあたしのもとにやってきた…鍵オタクの不思議な魅力を持つ、素敵な人…
…榎本、径…
そこから、あたし達…始まったんだよ…
…不安になったり、ヤキモチ妬いたり…泣いたり、笑ったり…色んな時間を過ごして…結婚して、きいが生まれて…
そんなあたし達の…始まりの瞬間…
…西園寺さんが、本当に鍵を無くしたのかどうかは…疑問だけど…
…あたし達の出会いを、ワザとマネされたみたいで…なんだか…ショック…だよ…
…それに…昨日の今日で、そんなタイミング良く…鍵、無くすかなぁ…
…上品に、キレイな笑顔で微笑む西園寺さんの顔を…ふと思い出す…
…西園寺さん…径のこと、そんなに好きなのかなぁ…旦那さんだって…いるのに…?
…それとも…何か他の理由…考えが、あるのかなぁ…
…美人の考えてることは…よく、分かんないなぁ…←笑
そんなことぼんやりと思っていると…
きい「ママ〜!!ママ〜!!」
A「ん?…きゃ〜!!鍋…ふきこぼれてる〜!!」
…きいの声で、慌てて我にかえるあたし…←笑
気がつけば…径の大好きなクリームシチューが、グツグツと音を立てて…ふきこぼれてる…!
A「きい、教えてくれて…エライ子ね♪」
…さすが、径の子♪…しっかりしてる♪笑←アタナはもっと、しっかりして下さい…笑
慌てて火を止めながら、あたしはきいに笑いかけた…
A「…パパ…早く帰ってくるといいね♪」
…きいのご機嫌な笑い声を聞きながら、あたしはまた、夕飯の支度を再開した…
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青(プロフ) - 凛ちゃんさん» ひとつでも得意なものがあればいいんだよ☆がんばったんだから大丈夫♪自信持って!! (2013年6月30日 9時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» 凛ちゃん♪テストお疲れ様でした(´Д`)がんばったね♪ (2013年6月29日 23時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 智loveさん♪ありがとう(>.<)今書いてるお話しが終わったら…番外編…書きますね♪待っててね~♪ (2013年6月9日 12時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
智love - 続編つくってほしいです!待ってます! (2013年6月9日 1時) (レス) id: 1d7a8ce039 (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 凛ちゃんさん» お~♪りょーかいしました♪テスト、がんばってね(>.<) (2013年6月6日 14時) (レス) id: 0985fba5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青 | 作成日時:2013年3月8日 23時