幸せはきっと僕の手の中に…

49話 健太 ページ49

…可愛いくて…たまらなくなって…俺は力いっぱい、その細い身体を抱きしめた…

…洋服越しに伝わる、あったかい体温と…柔らかい身体…耳元にかかる吐息に、身体が…熱くなる…！

……このままじゃ…マズイ…
…俺…止まんなくなりそう…

俺は慌てて身体を離し、勢いよく立ち上がった…！

健太｢…お、俺、帰るわ！｣

…コイツのそばにいたら…俺…ヤバイ…←笑

ブルゾンを着こんで、俺は玄関ドアへと向かう…そんな俺に、慌てて駆け寄るアイツ…

A｢もう、帰っちゃうの？｣

健太｢あ、ああ…｣

…ほんとは…もっとずっと一緒にいたい…
でも！一緒にいたら…マズイんだよっ!!←笑

そんな俺の気も知らないで…そっと、俺のブルゾンの裾を掴み…小さな声で呟く…

A｢…帰らないと…ダメなの？………今日は……ずっと、一緒にいたい…健太くんと…｣

震える声と、俺を見つめる潤んだ瞳…
その瞳はドキッとするほど魅惑的で…俺はもう…何も、考えられなくなった…

………もう……限界、だ……

…弾かれたように、俺はその細い腰を抱き寄せた…！
突然俺に抱きしめられて…そのおっきな瞳が、より一層大きくなる…

潤んだ瞳を見つめながら…俺は、たまらなくなって…その、小さな唇に…自分の唇を、重ねた…
…何度も…

…キスの合間に漏れる、甘い吐息に…俺はもう…どうにかなりそうで…

健太｢…お前…自分の言ってるコト…わかってる？｣

…キスの合間に、そう問いかけると…俺の胸元をギュッと掴み…小さく、頷く…

A｢…う、ん…わかって、る…｣

そう呟く…その潤んだ瞳が、濡れた唇が…あまりに色っぽくて…
…俺の理性は……ふっとんだ…

俺はそのまま、そのちっちゃくて柔らかい身体を抱き上げて…部屋の奥にあるベッドに押し倒す…

A｢け、健太…くん…｣
…口元に手をやり、下から俺を見上げる潤んだ瞳…
……可愛くて…大好きで…仕方ない…ほんとはもっと、大事にしてやりたいのに…
でも…もう、止まらない…

…はおっていたブルゾンを脱ぎ捨て…俺を見上げる…その大きく潤んだ瞳を見つめる…

健太｢…途中で止めろって言っても…やめてやんねーよ…｣

A｢……うん…｣

…その、色っぽく潤んだ瞳が閉じられて、ちっちゃくて華奢な手が俺の腕をギュッと掴む…

…本当に、かわいすぎて…困るし…笑

…優しくできたかどーか、覚えてねーけど…俺はその愛しい存在を、朝まで…抱いた…。

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