姉さん 。【伊黒小芭内】

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あれから数日後の夜
小芭内の体調は順調に回復していた

私はこれでも柱。
早く任務を遂行しなければならない
お館様に手紙を書き終え、私は縁側で刀の手入れをしながら考える。
後ろを向いてみるとそこには寝ているの小芭内の姿









「このまま私が面倒を見るか、それとも誰かに……」









小さな声でそう言いかけ、私は首を横に振る

いや、悩むことなんてないだろう
あの子は幸せに暮らすべきなのだ、鬼のことなど忘れて幸せに









「鬼と毎日のように顔を合わせている私といては、駄目だ。」









手にある刀をぎゅっと握り締める

と、言っても見ず知らずの人にこの子を託す訳にはいかない
そして、ある人物がふと私の頭に浮かぶ
私の恩人であり、私の師匠








「…あの人なら、師範なら大丈夫だろう」








元剣士だが私と比べたら鬼と関わることはない
鬼と離れた所で幸せに暮らせることができる
師範にならあの子をお願いできる

私は刀をしまい、直ぐに師範に向け手紙を書いた









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