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「Aさん！本当に来てくれたんだね！」
「当ったり前でしょ？いや〜授業参観ってあんな感じなんだね！」
「新鮮で面白かった！」私はそう言いながら歩き出す。私、津美紀、恵と横に並び喋りながら歩いていると津美紀は黙っていた恵にこう話しかけた。
「恵のところにもAさん来てくれたでしょ？」
「…うん」
恵はいきなり立ち止まる。私と津美紀も数歩先で立ち止まり恵を見た。
「どうしたの、恵」
「Aさんのこと」
「ん？私がどったの」
「聞かれたんだ、クラスの人たちにAさんのこと。でも、答えられなかった」
下を向き、恵はぽつりぽつりと話していく。世間から見たら私と2人はただのお隣さん。きっと、この関係はおかしいのだろう。
「私もあれからクラスのたちにたくさん聞かれたなぁ。みんなAさんのこと美人さんって言ってたよ」
「おお。照れるね、なんか」
「でも確かに私も少し悩んじゃった。お隣さんだけど、もうそんなレベルじゃないし…色々お世話になってるし…」
うーんうーんと首を傾げ悩んでいる津美紀。私は津美紀を見てこう言った。
「貢いでくれるお隣さんでいいじゃん」
「みついで…？」
「金品を差し出して生活の面倒をみるってこと」
「そ、それは嫌！」
「なんか嫌だ」
「あ、そーお？」
「私にとってAさんはお母さんみたいでお姉ちゃんみたいな人だから…」
津美紀のその言葉を聞いて頷く恵。私はそんな2人を見て笑みを浮かべる。そして2人を後ろから抱きしめてこう言った。
「本当に2人はかっわいいなぁ！クズな親にこんな可愛い2人は勿体ない！私の子になればいい、養子だ養子！それで解決！」
「よ、養子？！」
「なーに心配してんの？大丈夫大丈夫、難しいこと考えないの。なんとかなるなる！」
「そういう意味じゃない」
「あ、そうなの？うーん、まあそう簡単に決められることじゃないよなあ」
「めんどくせー」そう言いながら私は2人から離れる。そして手を上にあげ、体を伸ばしながらこう言った。
「まあさ、なんでもいいよ。ただのお隣さんでもいいし、君たちのお姉ちゃんでもいい。2人が言いたいように言えばいいさ」
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海(プロフ) - おもしろい！！主人公が姉貴って感じなのがもうたまらん！ほかの小説も読んでます！頑張って下さい！続きまつ待てます！ (2022年1月6日 18時) (
レス) @page26 id: 5a4a023340 (このIDを非表示/違反報告)
Anya(プロフ) - これおもろいなぁ！こーゆー設定の話好きやわぁ！……続き待っとります。 (2021年10月27日 21時) (レス) @page26 id: f79d6adc42 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - 続きが気になるー (2021年7月22日 20時) (レス) id: be99c0bfdf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コンペーと
| 作成日時：2021年4月7日 17時
