2 絵の描きすぎで停学＆留年した。【呪術廻戦】

56日目 ページ11

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「そして東京都の皆にはコチラ！！
故人の虎杖悠仁くんでぇーっす！！」

「はいっ！おっぱっぴー！！！」









箱から元気よく出てきた悠仁くん。
私の予感は的中。大スベリだ。とんでもないくらいスベっている。京都校のみんなは訳の分からない人形に夢中、東京校のみんなはとんでもない顔をしている。

ここは私が！！フォローしないと…！！！
そう強く決心した私はパンダくんから降り、悠仁くんの元に向かった。









「う、うぇーい！ナイス〜！面白い、面白いよ悠仁くん！！」

「殺して…Aさんいっそのこと俺を殺して……」

「何言ってんの！！？？君がそれ言うと笑えないからやめてくれる！？？」









悠仁くんをフォローするはずの私はブチ切れた。軽くトラウマなんだからやめてよね、ホント。
すると恵くんと野薔薇ちゃんがやって来て、悠仁くんの入ってる箱を野薔薇ちゃんは蹴った。








「おい」

「あ、はい」

「何か言うことあんだろ」

「え」







ちらっと見ると野薔薇ちゃんの目には涙が。
それを見た私は息を飲み悠仁くんの背中をバシバシと叩く。それはもう何度も叩く。









「生きてること黙っててすんませんでした…」









大スベリした悠仁くんは無事合流した。

これ考えたのきっと五条先生でしょ。だからこれは五条先生が悪い、アイツのせいだ。
うんうんと腕を組み頷いていると恵くんがこう聞いてきた。









「Aさん知ってたんですか。虎杖生きてること」

「うん。ごめんね、五条先生に口止めされてたから」

「Aも悟と同罪じゃねえか」

「違うもん！！！！私だけじゃないもん！硝子さんも伊地知さんも知ってたもん！！！」









「あと七海さんも！！」とその場で地団駄を踏み私は否定する。それを見たパンダくんは私に「そんなに悟と同じが嫌か」と言った。うん、嫌だ！！！









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