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16. ページ17
〜Your side〜
嫌いになれたことはなかった
忘れることも出来なかった
あの頃のあたしは
好きだから付き合う
好きだから一緒にいる
嫌いだから、
別れる
そういう考えしかなかった
だから宏くんは
あたしのことを嫌いになったんだと思ってた
だけど、10年もすればあたしもわかる
忘れられなかったけど
ほかに付き合った人もいた
嫌いじゃなくても
離れることしかできない時もある
あの時の宏くんは20歳で
まだ何にも持ってなかった
だからああすることで
あたしを守ってくれた
そう思うようにしてた
そうしないと宏くんの
笑顔が
声が
仕草が
あたしを離してくれないから
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作者名:きょこ。 | 作成日時:2017年1月20日 23時