【銀魂】はじめまして。木刀【刀剣乱舞】２

49.亀甲 ページ9

「A。トランプできるか？」


大部屋で愛染が話しかけてきた


「トランプしようぜ！3人だけだとつまらないからな！」

「Aはんがやるなら自分いらないやろ…」

「国行は寝たいだけだろ！」


トランプは主人達が空腹しのぎによくやっていたゲームだ


「ババ抜きしようぜ！」

愛染がトランプを地面にばらまけて無造作にシャッフルする。それを待っていると何やら視線を感じる
振り返るとメガネの人がこちらを覗いている

「……」


仲間になりたそうにこちらを見ている
▽仲間に入れる
▼無視する
▽逃げる


「そんな所で何をしているんだい。入らないのかい？」

洗濯物を運ぶ歌仙が亀甲に話しかけた。そして歌仙は再び洗濯物を運んでいく
恨むぞ…


「亀甲はんやないの。どないしたん？」

明石はん話しかけちゃだめや！


「Aちゃん。前の続きしない？」

「ハァ？」

「前の続きってなに？」

「蛍聞いちゃあかん。亀甲はんたちも沢山の事情があるんや」

「明石さん？誤解してます？」

意味深な言葉にツッコミを入れらざるを得ない


「いいだろう！少しだけだからさ！」

あまりのしつこさに眉間にシワを寄せた
明石に近づいて押し倒す

「？！」


赤い腰紐に手をかけて引き亀甲の元に駆け寄り主人がやるみたく思い出しながら短い紐で亀甲を縛った


「亀甲さんを亀甲縛りー」


ようやく自分の状況を把握した亀甲が顔を赤らめる


「ハアハア！何だいこれ！？体を締めつく感覚…アアッ！素晴」「きもい」

そのままの亀甲を蹴り廊下に追いやり障子を閉めた


「続きしましょうか」

振り返れば明石は蛍丸と愛染の目を手で隠していた


「嫌なもん見せんでくれます？」

「…明石さんのそういう所好きですよ」


それを聞いて愛染は明石の手を退けキラキラとした表情を見せる。あれ？デジャヴ


「A国行が好きなのか！？」

「そういう意味で言ったわけじゃ」「国行を宜しくな！」

「いや、だから」「国行良かったね(棒読み)」

「蛍丸さん？無理に言わなくともいいんですよ？」

「待ってえな。２人とも落ち着きぃや」

「ほら、明石さんもこう言ってますし」「挙式、洋に憧れてるんやけどどないしたらいい？」

「漫才トリオ！！」





その頃廊下では…


「うわあんっ！！いち兄！廊下に変な人があっ！」

「弟の清い目を汚したのはどこのどいつですかな？？」

「一期くん。今から出陣かい？…僕は敵じゃないよ一期くん。一期くん？いち………アーッ！」

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