53.ネイル(加州清光リクエスト) ページ13
「加州さんおやつです」
「あー、ありがとう。そこに置いといて」
机に団子を置きAは加州の手元を見る
「ネイル？」
「そ」
どこかに行く、と思いきやまだその場から離れない
「…なに？」
「…何でも」
「ぬ」「いやいやいや！大丈夫です！間に合ってますんで！」
「まだ言ってないんだけど」
場が悪そうに口を抑えて顔を赤くする
「貸して」
加州はAの手を掴みマニュキュアの筆を液に付ける
「いいですって！無駄になる！」
「動かない」
人差し指の爪に赤い液の付いた筆を付けた
「つめたッ」
「爪って薄いよね。すぐ皮膚に伝わる」
ヒステリック紛いなことを言う加州に黙る
「せっかく綺麗な指してるのに」
「身体の1部におしゃれすることがよくわからない」
「あれだけガン見してたのによく言える」
「そ、それは…」
「まあいいけど。俺も最初はそう思ってた」
「え、なんでこんなことを？」
「…沖田くんが…可愛いって言ってたから」
「加州さんを？」
「違う。遊女によく言ってた。それ見て真似て…あ、別に沖田くんは遊んでたわけじゃないからね」
それを聞いて指を見ていたAが急に笑い出した
「な、なに」
「ふふ、ごめ、…案外加州さんって沖田さんのこと好きなんだって思って…笑えて」
「安定が重症なだけ。俺だって沖田くんの事好きだよ」
ふてくされる彼にAは笑うのをやめた
「沖田さんって…モテるんだ」
「そりゃあ若くて強いから女の子達は来るよ」
「いや、加州さんと安定さんにって話」
「…まあ、自慢の主だから…」
「今の主と沖田さんどっちが好き？」
「性根が腐ってる」
顔を赤くしながら加州は塗り続けた
「はい、できた」
「わあ…」
「可愛いでしょ」
目をキラキラさせて見るAに加州は自慢げに聞く
「可愛い…です」
「女の子に塗るのが夢だったんだ」
「さっきの仕返し？」
「凄く可愛い」
「技術が凄いから」
「皮肉めいてたら主に愛されないよ？」
「おっさんは結構」
「Aの持ち主が見たら可愛いって絶対に言うよ」
「…見られる訳ないし」
「いつか会える日が来る。願ってれば」
「…果てしなく遠くに思えるんですが」
「それまで着飾らないと。じゃあ今度は服選んであげるよ」
「さっきの事謝ればいいんですよね！すいませんでした！！」
_____
ゆりかさんの清光リクエストでした！
だいぶ空けててすいませんでした…
リクエストありがとうございました！
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Qたん - 神様、更新してくださいませ！！！！！！！！ (2018年12月22日 7時) (
レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさ(プロフ) - ふるづき。さん» ふるづきさんコメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！！久しぶりの更新ですからもう忘れてるかなー、って思っていましたら早速ふるづきさんのコメントが来て歓喜しております！長らくお待たせしてすいませんでした、、 (2018年1月22日 10時) (レス) id: cf46f645dc (このIDを非表示/違反報告)
ふるづき。(プロフ) - 更新嬉しい(∩´∀`∩) (2018年1月20日 23時) (レス) id: d964ad1fa2 (このIDを非表示/違反報告)
ねこうさ(プロフ) - 黒狐☆さん» 黒狐さんはじめまして！コメントありがとうございます！地道に話を構成中ですが待たせていただいているので頑張って構成します！コメントありがとうございました！ (2017年10月27日 23時) (レス) id: cf46f645dc (このIDを非表示/違反報告)
黒狐☆(プロフ) - 続き下さい(´・ω・｀)待ってます(´・ω・｀) (2017年10月26日 7時) (レス) id: 0b3fcf882a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこうさ | 作成日時：2017年3月18日 22時
