第６章:�� ページ31
．
「死んだ」
私はそう言ってベッドの上に倒れる。
家が一番落ち着くなぁ〜。
でも、肝心なのはみんなが期待しているキスだ。
本番でとちったりしたら…
でも、ここが共学じゃなくて良かった。
共学だったら、今頃女子たちからブーイングの嵐だっただろうし。
「A〜！電話！！」
「もう…誰から？」
「基山って人からよ！」
基山先輩…！？
私は慌ててベッドから飛び降りて階段を駆け下りていく。
「もしもし？」
『あ、Aくん。あのさ、劇なんだけど…。オレ達、2人で一緒に出る幕が多いから、朝とか一緒に練習しない？』
「朝練…ですか？でも、基山先輩、部活はいいんですか？」
『生徒会優先だからね。』
私はしばらく考えると頷いた。
「わた…じゃなくて、オレは全然大丈夫ですよ。」
『そお？じゃあ明日7時半に学校で。』
「分かりました。」
受話器を置くと、私は深いため息をついた。
「なんだって？」
「劇の朝練しよって。お姫さま役の人なの。」
「じゃあ明日は早起きね。」
早起きなのは良いけど…
練習とか言われると、本当に劇をやらないといけないんだと思って現実逃避をしたくなる。
ﾟ･*:.｡❁ﾟ･*:.｡❁ﾟ･*:.｡❁
パフォーマンスフェスティバル当日
ついにこの日が訪れた。
私のファーストキスが朽ち果てようとする数時間前。
私はしきりに自分の唇を親指でずっと触る。
「Aくん。緊張してる？」
「ちょっと。」
基山先輩が私に聞いてくる。
基山先輩も、私にファーストキスが奪われるというのに全然いつもと変わらない。
私は生徒会室で衣装を眺めながら唇を触る。
「そろそろ着替えようか。もうすぐで始まるし…生徒会のは最後だけど、着替えるの時間かかるしね。」
「よぉし！王さま頑張るぞー！！」
緑川先輩はそう言って衣装を振り回す。
私はそんなのを横目で見てファーストキスのことばかりを考える。
ラッキーアイテム
ウル姉の山菜料理
ラッキーカラー
あずきいろ
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コウ様(プロフ) - サクランボさん» ひゃ〜ありがとうございます！そんなに面白かったですか！？Σ(･ω･;|||頑張って続き書きますので、宜しくお願いしますo(_ _)oﾍﾟｺﾘ (2017年3月25日 0時) (
レス) id: f66da3d657 (このIDを非表示/違反報告)
サクランボ - もう、この作品ヤバすぎです。 ちょー面白いです！ スゴイ勢いで読んじゃいました！！(笑)続きがめっちゃ読みたい！っておもいました。 (2017年3月24日 23時) (レス) id: d1420b6428 (このIDを非表示/違反報告)
コウ様(プロフ) - 秘密さん» コメントありがとうございます！こんな駄作を好きと言ってくれてとても嬉しいです！更新ペースが早いのは伏線とか忘れてしまうので…(´∀`)これからも暖かい目で読んでくれると嬉しいです♪ (2017年3月21日 23時) (レス) id: f66da3d657 (このIDを非表示/違反報告)
秘密(プロフ) - 語彙力がなくてすいません、とにかくこの小説の雰囲気というか設定や書き方や表現や発想力、読んでてわかりやすいところやテンポの良さなどその他諸々好きです！続きはとても楽しみですが、無理なさらない程度でどうか頑張って下さい、応援してます！！ (2017年3月21日 21時) (レス) id: 05f3637faf (このIDを非表示/違反報告)
秘密(プロフ) - 初めまして、失礼します。登場人物の表情や心情を顔文字や記号を使わずに表現されてるのに感心しました。図にしなくても人物の体勢や状況がわかり、読んでるとその光景が浮かんできます。小説の書き方がお上手だと思いました！更新ペースも早くて尊敬します。 (2017年3月21日 21時) (レス) id: 05f3637faf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コウ様 | 作者ホームページ：http://id37.fm-p.jp/484/eleven02/
作成日時：2017年3月18日 1時
