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(短編) 嘘2 ページ39

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顔をそらされた事に軽くショックを受けたので、



仕返しに彼女の体をじっとり眺める。







月の光の下に、彼女の白く柔らかい肌




俺の視線を恥じらう姿は、ますます妖艶で支配欲を掻き立てる







俺としては普段からこれくらいしたいのだが、


彼女が体をまじまじ見られるのが嫌というのでしないでいた。



案の定恥ずかしがって暴れだす。







痛くならない程度にいつもより腕の力を強め、


彼女の唇に深く噛みつく。






空いている方の手で綺麗な曲線をそっとなぞると


漏れる吐息、



背中をそらせて快楽を表現する。









もしかして嫌がっているのか、そんなことを思っていないでもなかったが、


この様子ではその仮説に説得力はない。







そうと分かれば迷いはいらない。


いやよいやよもなんとやら。






手を抑えられている事で抵抗不可能な彼女を意地悪く攻めていくのもたまには悪くはない。


むしろいい。









『赤葦、手…』





「手がなに?」









とうとう言い出した藍沢の言葉に、何食わぬ顔して全身に口づけを続ける。









『……手が痛い』









藍沢はそう言って左下に目をそらした。



彼女は嘘をついている。









「ふーん」


『…逃げないから』









そういって、知ってか知らずか潤んだ瞳を向けてくる。



良心をえぐられ一瞬ひるみそうになる。









でも、




いやじゃない、でしょ?







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もふもふぷりん - この作品めっちゃゃ好みです。こういうのあんま見たことなかったんですけど、はまりました。 (2021年6月14日 23時) (レス) id: 3a2887f079 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kiki | 作成日時:2020年6月2日 0時

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