【進撃の巨人】 IQ200の天才少女 (ページ7)

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IQ 6 ページ7

エル「君が調査兵団に入れば、もう他の兵団やゴロツキから追われることはなくなる」

「………俺はもう守られる意味がねぇ。自分で自分を守る。そう決めてんだ」

エル「…じゃあ、憲兵団に送るしかないな」

「は？」

エル「どうする？憲兵団に送られるか、私たちと巨人を倒すか」

「チッ…」

二択かよ…。

憲兵団の野郎は仕事をおろそかにしてるから逃げようとすれば逃げられるけど、その分リスクを伴う。

かといって、人が死ぬのを見るのも…。

俺がエルヴィン？を睨んでいると、ガッと下から足を蹴られて、バランスを崩す。

リヴ「気が変わった。調査兵団に入れ」

「はぁ？」

俺も負けじと足を蹴る。

リヴ「てめっ……！」

「もう人が殺されるのを見たくねぇし、知りたくもねぇ」

俺がそう冷たく言うと、リヴァイに思いっきり足を踏まれた。

｢っ...｣

リヴ「俺もだ。たとえ仲間を信じても、結果は誰にも分からねぇ。けど、憲兵団に送られるぐらいなら、兵士として死んだほうがましだ」

「ふーん…？経験値の差ってやつか」

リヴ「...まぁな」

掴まれていた手を振り払って、エルヴィンのほうを向く。

「…入ってやるよ、調査兵団に」

そう言うと、エルヴィンの顔が少し和らいだ。

エル「そうか。それは嬉しい。私は、調査兵団団長のエルヴィン・スミスだ」

「団長、ね…」

ハン「分隊長のハンジだよーっ！！」

ペト「し、静かに…」

「んで、このチビは？」

リヴ「うるせぇな…」

リヴァイは、眉間にシワを寄せて俺の胸ぐらを掴んできた。

リヴ「たいして背変わんねぇじゃねーか」

「男の中で見たら十分ちっせぇだろ」

リヴ「チッ…俺は兵士長だぞ。敬え」

「ははっ、兵士長だと？笑わせんな」

苛立ちを隠しきれていない顔をしている。

なんだか面白くなって、頭突きをくらわせた。

リヴ「っ！」

「いったー…てめぇ石頭か」

リヴ「んだとっ……！」

今にも襲いかかりそうなリヴァイを、エルヴィンが止める。

エル「その辺にしておけ」

リヴ「……」

ハン「Aちゃん、すごいねーっ！！あのリヴァイと張り合うなんて！」

「ちゃんづけやめてくれ。あとすごくない。追われる身ならこれぐらい普通だ」

ハン「おぉっ！かっこいーっ！」

オル「めんどくせーのが入ってきたな…」

ペト「………いい加減その話し方やめてくれない？」