【進撃の巨人】 IQ200の天才少女 (ページ24)

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IQ 22 ページ24

「んんっ……」

背中に少し肌寒さを感じながら、目を開ける。

何か夢を見たような気がするけど、何も思い出せない。

そんなことを思いながら、目の前にあるものをぼーっと見る。

「ん？………………っ！？！？」

そこに見えたのは、とても鍛えられた、ガッチリとした腹筋と胸板。

離れようとするけど、背中を腕でホールドされていて、離れられない。

しかも、俺の方からも抱きついている。

ふと誰か見ようと顔を上げると、リヴァイの顔がすぐそこにあった。

「どうなってんだよっ…………くそっ、こいつまじでゴリラだろっ………！！」←

片方の手はどけられたけど、リヴァイの横腹に押し潰されている手は、びくともしない。

動かせる方の手で、リヴァイに思いっきりデコピンをする。

リヴ「っ！？！？」

リヴァイの目がﾊﾟﾁｯと大きく開く。

急なことで頭がついていっていないのか、額を押さえて何か唸っている。

リヴ「っいてぇ…………。んぁ？はっ！？」

ｷﾞｭｯと閉じていた目をゆっくりと開けたリヴァイは、やっと今の状況がわかったらしい。

リヴ「てめっ、何してやがる！！」

「ぶほっ！」

リヴァイに思いっきり手で顔を押される。

「それはこっちの台詞だ！裸で寝てんじゃねーよ！！」

リヴ「お前だって裸で寝てんじゃねーか！早くどけ！！」

「は！？」

ﾊﾞｯと下を見下ろすと、見えるのはサラシが巻かれていない自分の胸と、下着がない自分の…………………………。

「こっち見てんじゃねーよ！！」

リヴ「ぐほっ！」

思いっきりリヴァイの顔に布団を押し付ける。

「てめっ、昨日何しやがった！！」

リヴ「知るか、んなの！！お前が酔っぱらって俺に酒を飲ませて、それからっ…………………」

そこまで言って、リヴァイが黙り込む。

「おいっ、お前そっから記憶がねぇとか言うんじゃねーだろーな！！」

だんだんリヴァイの顔が青ざめていくのが分かる。

どこか一点をずっと見つめている。

リヴ「お、おい…………………」

「何だよおま、え…………………………」

リヴァイが指を指した方向をキレながら睨む。

けど、そこに乱雑に置かれているモノを見て、二人して絶句する。

そこには、白い液体が入ったアレがいくつか散らばっている。

「は？は？」

リヴ「いや、んなわけねぇ…」

二人とも、昨日のことを思い出そうと必死に色々と考える。

けど、これとして何も思い付かない。

確か、昨日は酒を飲んで………。

飲んで、どうした……？