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30話 ページ30

Aは女を気絶させると、煉獄のところに向かった。


『煉獄!』

「俺が五両を守る!!残りの三両を黄色い少年と竈門妹に任せる!!
石黒は全両の補助だ!!」

『……分かった』


Aは元柱の隊員、煉獄は柱だ。

煉獄の指示に従って、善逸たちのところに向かった。

道中、鬼を斬りながら進むと、善逸が眠りながら禰豆子を庇っていた。


「ムー!」

『お待たせ禰豆子ちゃん』


Aは刀を抜いて速い剣技で至る所を傷つける。

再生は間に合っていない。


『……柱二人に全身を傷つけられてるものね。
そう簡単に回復はさせないよ』


Aと善逸はすれ違うように鬼を傷つけていっていった。

一両、二両、三両、四両、五両、六両、七両、八両。

お得意の速さ、持久力、体力で、それらが二週目に入ろうとした時。

列車が揺れた。


『一体、何が……』


不安定な状態で、Aは全体を見渡すと、列車がのたうち回る。

その時の急な圧力に耐えて近くにいた子供を抱えて着地した。

乗客は怪我はしていても、死んでいる人は居なかった。


『……』


胸を撫で下ろして、窓から出てきたAは辺りを見て驚いた。


『列車が、横転している……』


その状況でAは全てを察した。

炭治郎たちが鬼を倒したのだと。


『……やるじゃん、竈門炭治郎』


Aは笑うと、向こうを煉獄に任せて、ここにいる乗客たちを助け出すことにした。

皆が皆向こうに行っていても、いつ何が起こるか分からないこの状況。

Aはもう一度、車両の中に入っていった。

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作者名:やぁと | 作成日時:2021年10月19日 21時

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